【柔道】井上康生氏が大役就任 強化副委員長&新設委員会の委員長を兼任

井上康生氏

全日本柔道連盟(全柔連)は16日、オンラインで理事会を開催し、次期強化委員長として現職の金野潤氏(54)の留任を発表。男子の副委員長には、今月末に男子代表監督を退任する井上康生氏(43)が、女子の副委員長には中村淳子氏(47)が新たに就任する。

日本代表は今夏の東京五輪で、過去最多となる9個の金メダル(男子5、女子4)を獲得。盛り上がりを維持することが重要になってくる中、高山健事務局長は「最長で8年の任期のポスト。そういった制約のある中で一番の適任の方である3名を選んだ」と説明した。

また、井上氏はブランディング戦略推進特別委員会の委員長(チーフストラテジーオフィサー)も兼任する。当委員会は柔道のさらなる普及や発展を目指して新設。井上氏は「この委員会では、その柔道が、選択肢や価値観が多様化する現代社会において、改めてどのような役割を担い、価値が提供できるのか、さまざまな意見を聞きながら、『する』だけでなく、『みる』『ささえる』人を増やしていくためのアクションの実行、コミュニティーの形成を通じての社会貢献を目指していきたいと考えます」などとコメントした。

今後は副委員長や委員の人選を進め、外部の専門家を招くことも検討しているという。

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