台湾タレント小Sが中国当局に感謝のツイート、「独立派でないこと明らかにしてくれた」

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台湾独立派騒動の渦中にあった台湾のタレント小Sことシュー・シーディー(徐熙[女弟])が15日夜、台湾政策を担当する中国の国務院台湾事務弁公室(国台弁)に感謝を示した。

国台弁の朱鳳蓮(ジュー・フォンリエン)報道官は同日午前の記者会見で、小Sや台湾の女優チャン・チュンニン(張鈞甯)に対して「台湾独立派」だと批判する声が中国のネット上で上がっていることに関する質問に回答した。

朱氏は「最近、中国大陸で正常に活動している台湾の芸能人を狙ったネット上のあおりが相次いで発生している」とした上で、「両岸(中台)の同胞は島(台湾)内の一部の政治勢力が故意に事件を起こし、台湾芸能人の中国大陸での正常な発展を妨害し、両岸の人文交流の雰囲気を破壊し、対立をあおり、関係を悪化させようとしているのではないかと強く疑っている」とし、「われわれは両岸同胞にも高度に警戒し、目を光らせ、正確に識別し、だまされないよう呼びかけることを希望する」と述べた。

これを受け、小Sは中国版ツイッター・微博(ウェイボー)アカウントに「正確に識別し、だまされないように」と記された同報道官の画像を投稿し、「私が台湾独立派ではないことを改めて明らかにしてくれた国台弁に感謝します。デマを流している人もここまでにしてください。中秋節の団らんを楽しんでください」とつづった。

小Sをめぐっては、今夏の東京五輪で台湾選手を応援する際に「国手(国家代表)」との言葉を使ったことで中国本土のネットユーザーから激しい非難を浴び、中国本土系ブランド4社の広告契約が解消された。本人は「台湾独立派ではない」と否定したものの、批判は続いていた。

なお、国台弁が「台湾の一部の政治勢力があおり立てた」と主張した背景には、卒業論文で台湾を「わが国」と記したことで批判を浴びたチャン・チュンニンの騒動について、蔡英文(ツァイ・インウェン)総統が「何年も前に『わが国』と記したことで、向こう側(中国本土)の言論審査に遭い、働く権利まで封殺された。こういう動きは台湾人には不可解である上、容認できるものではない。台湾は民主、自由の社会であり、どんな政党を支持するか、どこでキャリアを積むかは、すべて人民に選択の自由がある。そしてその選択は尊重されなければならない」とコメントしたことを指しているとみられる。(翻訳・編集/北田)