【自民党総裁選】河野氏陣営が「必勝を期す会」 小泉氏、石破氏ら参加

河野氏を支持する議員の会合であいさつする小泉氏(左)と石破氏=16日午後、東京都港区

 自民党総裁選を巡り、河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)を支持する派閥横断の議員による「総裁選必勝を期す会」の会合が16日、東京都内のホテルで開かれた。小泉進次郎環境相(11区)や石破茂元幹事長らが参加し、支持拡大を訴えた。

 河野氏は公務で欠席したが、57人の議員(本人28人、代理29人)が参加。石破氏は「国民が納得し、信頼する自民党でありたい。その問題意識を持っているのは河野太郎だと強く確信している」と強調した。派閥を超えて有志議員が集まったことにも触れ、「古い自民党と国民との戦いだ。国民とともに自民党を変えていこう」と呼び掛けた。

 「いろいろな派閥が自主投票と言われているが、水面下の動きを見れば全くそんなことはない。ものすごい強烈な働き掛け、引きはがしで悩んでいるという声が届く」と明かしたのは小泉氏。「国民の声がどこにあるか。皆さんとともに総理誕生へと戦っていきたい」と力を込めた。

 会の前には、河野氏も出席して国会内で準備会合を開催。戦国武将に倣い、「戦いの前に一服」と抹茶で喉を潤す場面もあった。

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