与那国町長選で20人クラスター 沖縄・八重山で3例確認

 沖縄県は16日、八重山保健所管内で計3例のクラスター(感染者集団)を確認したと発表した。いずれも感染は収束しているという。3例のうち1例は、与那国町長選に関連するクラスターで男女計20人が感染した。

 県によると、選挙関連のクラスターは換気の悪い場所で集会が行われ、マスクを着用していない人や会食をしている人がいたことから感染が拡大したという。その場に出入りしていた人など20~70代の計20人の感染が8月7~14日に確認された。県は「個別の選挙名まで公表しない」としたが、その期間に八重山保健所管内で選挙があったのは与那国町のみ。

 高齢者施設では、30~80代の男女42人の感染が、8月14日~9月1日に確認された。内訳は職員13人、入所者29人。

 このほか、法事で家に集まった親族間の飲食で、10歳未満~70代の男女9人が8月11~18日に感染判明した。糸数公医療技監は「同居家族以外の飲食は感染リスクが高い」と強調した。

 
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