ラーメンズのホロコースト問題に即対応 片桐仁の仕事に影響なし

片桐仁

お笑いタレントで俳優の片桐仁(47)の創作活動20周年を記念し、過去最大規模の展覧会「粘土道20周年記念 片桐仁創作大百科展」を東京ドームシティ「ギャラリー アーモ」で、11月20日から開催することが17日、発表された。

1999年に雑誌「ヤングマガジンアッパーズ」の連載をきっかけに、文房具や日用品、電化製品など“あらゆるものに粘土を盛る”をコンセプトに、20年以上にわたり粘土作品を制作。片桐の作品はオリジナリティーにあふれ、発想力や細部までこだわったクオリティーの高さなどが評判だ。

片桐は「僕がこの22年間で制作した、粘土作品やイラスト、企業や番組とのコラボ作品、また家族とユーチューブで作った作品など、ほぼすべてを網羅する僕の回顧展になっています。さらに会場で作れるワークショップもあるので、モノづくりの楽しさを知るキッカケにもなればいいなと思います」とコメントしている。

片桐といえば、お笑いコンビ「ラーメンズ」でコンビを組んでいた小林賢太郎氏が、過去にホロコーストを揶揄するネタを披露していたとし、東京五輪の開閉会式のショーディレクター担当を解任された。この時、片桐も謝罪のコメントを出した。

ただ今回の展覧会をはじめ、片桐の仕事は映画やドラマも以前とそれほど変わらず、順調に進んでいる。

芸能関係者は「そもそもネタ作りを担当する小林さんの問題で、片桐さんまで責める声は少なかった。それにもかかわらず真摯に問題に向き合って謝罪のコメントを出し、予定されていたイベントを中止にした。その対応の早さで騒動も長引くことはなかった。そのため周囲が余計に信頼を置いたというところでしょう」。
判断が適切だったということだ。

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