男女共同参画条例に反対の陳情を継続審査 「性的指向」疑問視 宜野湾市議会

 【宜野湾】宜野湾市議会の総務常任委員会(桃原朗委員長)は15日、9月定例会の委員会で、市男女共同参画推進条例に反対する市民から提出された陳情を継続審査とした。「今定例会で結論を出すのが困難で、慎重に審査する必要がある」としている。

 陳情が継続審査となるのは6月定例会に続き4回目。条例は全ての人の人権尊重を図るため、市と市民らが男女共同参画を推進することを盛り込んだ理念条例。今年の3月定例会で全会一致で可決され、7月に施行された。

 陳情は昨年11月、条例に反対する市民らが1360筆の署名を集めて提出した。市がパブリックコメント(意見公募)で示した条例の逐条解説で「性的指向」などの文言が入っていることを疑問視している。

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