第14回全国運動会が1000年の古都西安で開催

西安での第14回中国National Gamesの開幕式で聖火に点火

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【西安(中国)2021年9月16日新華社=共同通信JBN】中国最大で多種目にわたる主要なスポーツ競技大会、第14回National Games(全国運動会)が9月15日、1000年以上にわたって古代中国の首都だった西安で公式に開幕した。Xi'an Executive Committee of the 14th National Games(第14回全国運動会西安実行委員会)によると、ザクロの花の形状をした西安オリンピックセンター・スタジアムで音楽、踊り、文化展示を中心とした盛大な開会式典が開かれた。

1時間半にわたる開会式で、先月の東京五輪大会の射撃女子エアライフルで2つの金メダルを獲得したYang Qian選手が聖火に点火した。

中国の「ミニオリンピック」と称され、4年ごとに開催されるNational Gamesは1959年から始まり、オリンピックスタイルのプログラムを特徴とし、中国武術である武術太極拳も加えられている。第14回National Gamesでは合計35の種目と19のマスプログラムが行われる。37チームを代表する1万2000人以上の選手が大会期間中に競いあう。

中国西部で開かれる初めての国家スポーツ大会として「簡素・安全・輝き」をテーマにし、中国の競技スポーツのレベル、マススポーツの強さ、スポーツ産業の発展を示す重要なプラットフォームと窓口となる。

陝西省の省都である西安は兵馬俑で知られている。第14回National Gamesの開催都市として西安は、スポーツ大会を同市を変革するための加速装置とする機会ととらえている。

西安はNational Gamesを利用して都市計画、建設、開発を全面的に改善した。同市の都市構造、ダイナミクス、外観はすべて改善され、盛り上がるスポーツ産業はその他の産業の発展を推進している。

西安オリンピックセンター・スタジアムや西安National Games Village、プレスセンターなどの8つの会場は、選手、技術スタッフ、観客に素晴らしい経験をもたらすだろう。

西安オリンピックスポーツセンター・スタジアムに設置された高解像度ビデオカメラは複数のアングルと全方向で作動させることができ、超高解像度の多重周波数放送を提供する。観客は競技エリアにいてもコーチ席エリアにいても、VRによってパノラマ体験を楽しむことができる。

スポーツセンターの水泳および飛び込み会場は屋根上の太陽光発電と地下の排熱回収、空気熱源ヒートポンプを利用し、その高度利用によって低エネルギーコストで10万4000平方メートルのエリアにおける一定の温度を実現している。

「Games for all, together in mind and action(すべての人にとっての競技大会、気持ちと行動をともに)」というスローガンに触発され、フィットネス活動がこの古都で非常に人気となっている。西安は、地元住民がフィットネス活動をより容易に楽しめるようにするため、全力を挙げて「15-minute fitness circle(15分以内のフィットネスサークル)」を作り、コミュニティーや広場、小公園でフィットネス設備を追加・更新している。西安は今年末までに400以上のコミュニティー・フィットネス活動を催し、1000人以上の社会スポーツインストラクターを養成する方針である。

ソース: The Xi'an Executive Committee of the 14th National Games

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(画像説明:西安での第14回中国National Gamesの開幕式で聖火に点火)