【秋場所】剣翔3勝目 蜂窩織炎で38度の熱も点滴打って出場「負けて元々という気持ち」

徳勝龍(右)を突き落としで下した剣翔

大相撲秋場所6日目(17日、東京・両国国技館)、幕内剣翔(30=追手風)が幕内徳勝龍(35=木瀬)を突き落として3勝目を挙げた。

4日目に40度以上の発熱で休場。新型コロナウイルスのPCR検査は陰性で、診断結果は「蜂窩織炎」だった。それでも翌5日目に再出場して白星を挙げると、勢いそのまま星を五分に戻した。現在も体温は38度近いようだが「(40度に比べたら)楽に感じる」。さらに「負けて元々という気持ち。何も考えずに思いきりできていることがいい」と自己分析する。

症状としては、足首まで腫れており「(力が)入らないことはないが、入れると痛い。安静にして1週間ぐらいで治るので(相撲を取っているため)もう少し長引く」と説明。午前中に30分以上、取組後も点滴を打つという剣翔。万全の状態とは程遠いが、土俵に立ち続けるつもりだ。

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