【ANAオープン】2日目 誕生日を迎えた石川は24位に後退「ほぼ最悪でしたかね」

石川遼

国内男子ゴルフ「ANAオープン」2日目(17日、北海道・札幌GC輪厚C=パー72)、30歳の誕生日を迎えた石川遼(CASIO)は4バーディー、3ボギーの71で回り、通算5アンダーの24位に後退した。通算9アンダーで首位のスコット・ビンセント(ジンバブエ)らとは4打差となった。

30代初ラウンドは、納得のラウンドとはいかなかった。4、6番でボギーをたたいた後の7番パー4でようやく初バーディー。9番番パー5もバーディーとし、スタートの4アンダーに戻す。後半は最終18番パー4のバーディーでこの日をアンダーにすることで精一杯。石川は「(30代の)第1ラウンドはほぼ最悪でしたかね」と苦笑いを浮かべた。

高校1年生のアマチュアだった15歳245日でツアー史上最年少優勝を飾ったのは2007年5月。一躍スターとなって翌08年にプロ転向し、09年に18歳で賞金王輝いた。そして迎えた20代は、米ツアーの壁にはね返されるなど苦しんだ時期もあった。それでもゴルフと真摯(しんし)に向き合う姿勢は変わらない。19年12月を最後に優勝から遠ざかるが、直近の2試合は2位フィニッシュと復調の兆しを見せている。

30代も理想のゴルフを追求し続けていき、米ツアー再挑戦も視野に入れる。そのためにもまずはホストプロを務める今大会で派手に逆転優勝といきたいところだ。

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