台風14号はきょう17日（金）午後7時前に福岡県福津市付近に上陸した。台風が福岡県に直接上陸するのは、1951年の統計開始以降初めてのこととなる。
台風は今後、あす18日（土）は西日本から東日本を東進し、あす夜には温帯低気圧に変わる見込みで、あさって19日（日）朝には伊豆諸島付近に進む予想。
暴風・強風・高波
台風14号の影響により、西日本ではあす18日にかけて、東日本ではあすは非常に強い風が吹き、うねりを伴って大しけとなる所がある見込み。暴風やうねりを伴った高波に警戒が必要だ。
大雨・雷・突風
台風14号や台風から変わった低気圧、および前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となる所がある見込み。
西日本ではきょう17日を中心に、東日本ではあす18日を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込みだ。普段雨が少ない地域でも雨量が多くなるおそれがある。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要だ。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。
高潮
西日本では、潮位が高い時期と台風の接近が重なるため、高潮のおそれがある。あす18日はじめにかけて高潮に厳重に警戒が必要だ。
