林家木久扇が「木久蔵ラーメン」で訴えられた! 4000万超の損害賠償請求に徹底抗戦

林家木久扇

落語界の重鎮・林家木久扇(83)が考案した「林家木久蔵ラーメン」を製造販売する福岡の食品会社が、木久扇の事務所を相手取り、約4200万円の損害賠償請求訴訟を起こした。

訴状によると同社は2005年、事務所と1食5円の対価支払い契約を締結。今年になり商標権の期限切れが判明したため、対価支払いの停止を求めた。ところが事務所から一方的に契約解除を通告され、出荷停止や在庫処分などの損害を受けたという。福岡地裁で17日、第1回口頭弁論が開かれ、事務所側は争う姿勢。事務所ホームページでは、今年6月30日から「木久蔵ラーメン リニューアル中」とし、情報を載せていない。

木久扇は今年4月、「笑点放送55周年特別記念展」の開会式で「アタシが好きな座右の銘が『入金』なんです」と公言するほど、おカネの話が大好きなことで知られる。くす玉割りを任され「くす玉ね、いくらぐらいするのかね」とポツリ。チャンバラについて書いた自著の宣伝時には「映画会社はなかなかスチール貸してくれないんですよね。『この映画のこのシーン』って言うと、お金をとても取られるんで」と愚痴った。

滑舌の稽古で、新聞の折り込みチラシを声に出して自宅で毎日読むという話でも、披露したワードは「3割引き」と「ひき肉が安い」。また、浅草の演芸場に来た客が8人に対し出演者は23人だったという近況を話す際は「割ると(演者)1人がもらえるのが600(円)なんですよね。往復地下鉄使ってどっかで何か食べて帰ったら、赤字なんですね」と明かした。

そういえば当時、木久扇は「新しい、ラーメンじゃない食べ物の開発をちょっと考えて、マル秘なんですけど、絶対売れると思っています」と豪語。ただ発売時期については「あんま言うとね、盗まれちゃうんですよ、アイデアを」とはぐらかしていた。

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