『乳がんめ、私の人生邪魔するな』『私をのぞき込んでは夫がため息・・・涙が止まらない』両側乳がんになりました111

いつもお読みいただきありがとうございます。

みなさんから日々たくさんのメッセージをいただいております。今回は3つご紹介します。

『入浴着をどこでも』30代女性

『入浴着の存在は知っていましたが、こちらは使い切りなので清潔だしデザインも可愛くて良いですね。
道内でも理解の有りそうな施設で販売されたらいいのになと思います。よく、女性用のお手洗いや浴場に生理用品の自販機がありますが、あんな感じで置いてもらえるといいと思います。』

https://sodane.hokkaido.jp/column/202109102030001351.html

使いきりの入浴着のお話についてでした。ポスターがあったり、カウンターにおいてあったりするとありがたいですよね。ごくごく当たり前に脱衣場に自販機であれば、、よいアイディアですよね。

『遺伝子検査、自分よりも子ども』 50代女性

『(1年半前に放送の)ドキュメンタリーもみていました。あの時はいっぺんに両側、大変だな…と。私は2010年に右全摘、注射にホルモン療法10年終わり、新たな1年目で反対側の左に発覚しました。娘が春から就職し、私も何か挑戦したいなと、色々思い、6月末に転職したばかりの、発覚。職場は理解があり助かりました。
オペ前はなんでもない、平気と思っていても、さすがに絶食になり、コロナ禍でお見舞いなし、なんとなーくナーバスなんですね。このサイトもじっくり読みました。正直、自分はもういいんです。娘が心配です。
私に義理の母が乳がん、私の父が前立腺癌・ホルモン系です。娘は18歳の時と、大学卒業後の就職前に検査をしました。(今後)遺伝子検査かーと思いつつ…若くして発症したら…と思います。

そして両側で、今後の下着とかが気になったりします。まずは目の前のオペ、50代ですが、まだまだ挑戦したいことがたっくさんです。色々勇気づけられます。乳がんめ、私の人生邪魔するなーという気持ちです。』

その後、体調はいかがでしょうか?オペも終わられてご自宅に戻られていることと思います。ご自身の遺伝子検査を受けられたあと、BRCA1または2の遺伝子変異が確認されたときはお子さんは少ない費用で検査を受けることが可能です。主治医の先生に一度お話されてみてはいかがでしょうか。

『夫にため息をつかれ・・・涙が止まらない』 50代女性

『私は2019年2月に右鼻腔癌が分かりそのあとすぐPET検査で左胸乳癌が見つかりました。現在は耳鼻科に2ヶ月に一度、乳癌の方は半年に一度いろいろな検査をしながらアナストロゾールというホルモン剤を服用しています。
世の中がコロナで大変な中ですが体調が落ち着いたら頃から強く深く考えていることを伝えさせて下さい。私はSODANEの記事でご主人から“はじめて強い言葉をなげかけられた”に目がとまりました。

2月に鼻のポリープから悪性組織がみつかり、3月初旬に入院。4月末まで土日以外鼻の部分に放射線、3月、4月の2回抗がん剤をしました。

入院してから主人の考えに?と感じたのは、『病状を義理母、義理姉に何もいうな、何かあれば自分がいうから』と。一度、義理母からの電話で話をした息子は主人に怒鳴られたそうです。私にも病室で連絡はとるなと言ったことも覚えています。

私はただ治療に専念する日々。2回めの抗がん剤をした、4月中旬ごろからのことです。
放射線の影響もあり口内炎、食感を感じず、食欲も落ちてしまって。水分はなるべくとりましょうと言われても分かっていてもつらくて。

そんなある日、仕事終わりに主人が病院に来て面会時間終了で帰宅。その後、夜の8時頃、毎日飲んでいるお酒がまわったころ来た、LINEの文章が『今日は残念でした先生のいうことをきいて水を飲んでいると思ったのに』だいぶ疲弊していると感じていました。

義理母にも、きっと会社の方にも何も言わず、1人でかかえてお酒にたよってるなと。すぐ「お仕事疲れているときは無理に来なくて体休めて」と返信すると、『もう来なくていいってことか、こんなに応援しているのにどうしたらいい?次のことにちゃんと答えろ』と、2つばかり書いてありましたが、みたまま寝てしまいました。

次の日、病室に”舌打ち”で入って来て「昨日の返事はどう思ってるん」と。

しんどくて、気持ちわるい体調の中、とにかく機嫌をそこなわない言葉を選び、泣きながら答えました。

2回の抗がん剤で一回りずつ小さくなった2個の乳がんをとるために5月のゴールデンウイーク明けに再度入院が決まり、その前の連休の4日間、自宅に戻ることになりました。

すると、私が食べれなかったご飯を主人がのぞきこんでため息をつき・・・黙っていれば何を怒っているのかと問い詰められたり・・・毎日泣き、これから手術がある病院ですが、病院に早く帰りたいと思いました。

次男の息子も私の入院中、何かにつけて夫に怒鳴られたそうです。退院後、しばらくして教えてくれたのですが、もう少し私の入院が長くなれば僕は何をしたか分からないと。想像ができ、かわいそうなことをしました。いまだに胸がいたみます。

義理母は、退院後の連絡で涙していましたがいまだに言います。

「あんたが頑張れたのも息子(主人)がちゃんと働いてお金を出してくれたから」と。でも私は一銭も私は出してもらっていません。亡き父が遺してくれたものを感謝してつかわせもらったので。

病気では検査のたびに結果がでるまで、ドキドキの日々だったりですが、当時の気持ちは強く強く薄れていきません。』

大変な体験をされたと思います。今はいかがでしょうか?落ち着かれているといいのですが。。。旦那さんご自身よりも、ご本人の方が身体的、精神的にもしんどいはずであり、配慮があっていいと思います。こんなに応援しているのに、、もよくない言葉。それよりも私は、そっと支えてほしいなあ、と感じます。

義理のお母さまのお金の話も・・・残念に感じられたことと思います。息子さんがこの状況をきちんと冷静に見られているのが何より大事なことと思います。

家族も第2の患者といいます。がんの一般的なイメージにとらわれてどう対処してよいのか、わからないのではないかと思うのです。患者さんにどう声をかけたらいいかで悩み、無力感にさいなまれて、これまでとは違う行動をとることもあるといいます。

私自身も患者ですが、患者の家族でもあります。様々私も学びを深めているところですが、『傾聴』『共感』『距離感』『自分自身も大事に』ということが家族にも必要です。ご自身も整理できない思いがあると思いますし、ご家族も精神科医やがん相談センターの窓口を頼ってもいいそうです。ご家族だけで抱え込まず、今回の場合は第3者にご相談されてみるという手もあるのではないかと思います。

25日(土)午後6時からはピンクリボントーク『がんになっても慌てない”がん防災”』をテーマに患者さんから『やっておけばよかったこと』を聞きます。ご家族にもヒントになるようなお話にできればと思います。

https://youtu.be/y-qCzBZK2Qs

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