ひろゆき氏 中国のTPP参加申請に「入れない形がいい」「日本が無理!って言うべき」

ひろゆき氏

実業家のひろゆき氏が17日、ニュース番組「ABEMA Prime」(ABEMA TV)にリモート出演。中国がTPP(=環太平洋経済連携協定)への加入申請書を提出したことについてコメントした。

このニュースについてひろゆき氏は「アメリカってメキシコとカナダで経済同盟っていうのをやってるので、アメリカの自動車は関税ゼロでメキシコとかカナダに輸出できるんですよ。だからメキシコとかカナダの人って『アメリカ車安い』って買うので、ほかの車あまり買いません」と現状を説明。

その上でTPPについて「アメリカが抜けた今、自動車とか電気製品作ってる国って日本ぐらいしかないんですよ。なので、日本も電化製品とか自動車とかがベトナム、シンガポールから南米のほうまでバーッと関税ゼロで売れるようになるので、めちゃくちゃおいしい」と解説した。

続けて「なので、これちゃんと進めた方がいいよね、ってところなんですけど、中国が入ってくると多分うやむやになっちゃうので、中国を入れない形で一生懸命やった方がいいんじゃないかと思ってます」と述べた。

今年は日本がTPP委員会の議長国を務めており、政府は「中国がTPPの高いレベルのルールを守れるのか見極める必要がある」として慎重な立場を取っている。

ひろゆき氏は「『ハードル高いから入れないだろうね』って時間かけてる間に、本当にハードル超えてきちゃって、断りづらくなっちゃうと思う。なので、現段階で日本が『中国は無理っす』って強硬に言ったら、ほかの国も『やっぱ中国無理だよね』ってなると思うので、準備ができてない現時点で、『中国無理!』っていうのを表明したほうがいいと思うんです」と指摘した。

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