中日、キューバ代表154キロ右腕を獲得へ 現地報道「さらに球速UPのポテンシャル」

中日がフランク・アルバレスを獲得すると現地メディアが報じた

22歳のアルバレス、これまでに日本の複数球団が興味か

中日が、キューバ代表の22歳フランク・アベル・アルバレス投手(ピナール・デル・リオ)を獲得すると、キューバ系野球サイト「ペロータクバーナUSA」が16日(日本時間17日)に報じた。近い関係者が明かしているという。

同サイトによると、アルバレスはキューバトップクラスの投手で、2018年にリリーフとして国内リーグでデビュー。直球は最速96マイル(約154キロ)で、平均93~95マイル(約150~153キロ)。国内リーグでは2種類のスライダーとチェンジアップを投げており、これまで日本の複数の球団が興味を示してきたという。

192センチ、92キロ、右投げ右打ちのアルバレスは、2018-19年シーズンは11試合1勝1敗、防御率2.76。2019-20年は13試合1勝0敗、防御率8.05。直近の2020-21年は18試合(うち先発7試合)で1勝3敗、防御率4.47で、44回1/3を投げ、32奪三振の成績を残している。

5月に行われた東京五輪の米国大陸予選ではキューバ代表に選ばれており、コロンビア戦にリリーフとして登板。1回1失点、被安打3、1奪三振だった。また9月23日にメキシコで開幕するU-23W杯のキューバ代表にも選ばれている。

キューバに関しては、来日中のスポーツ庁関係者が先週から中日、ソフトバンク、巨人、楽天、ロッテを訪問し、各球団と会談していた。中日には、キューバ人のライデル・マルティネス投手、ジャリエル・ロドリゲス投手、アリエル・マルティネス捕手が所属しており、キューバ出身のダヤン・ビシエド内野手もプレー。オマール・リナレス巡回打撃コーチもおり、同サイトは、アルバレスが同胞が所属する球団で「さらに球速がアップするポテンシャルを持っている」と報じている。(Full-Count編集部)

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