【新型コロナ】重症者病床ステージ3に改善 8月2日以来「予断許さず」

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内の感染状況を示す指標の一つで重症者用病床の使用率が50%を下回り、ステージ4から3に改善した。

 県によると、16日の重症者用病床の使用率は49.45%。ステージ3となるのは8月2日以来。同使用率は「第5波」の感染者急増に伴い上昇し、8月30日の92.86%をピークに改善傾向が続いていた。もう一つの指標で病床全体の使用率も50.36%(9月16日)まで改善している。

 県の担当者は「重症、中等症ともに病床の逼迫(ひっぱく)具合が改善し、入院調整もしっかりと機能してきた。それでも予断を許さない状況」と話し、感染再拡大に警戒感を示した。

© 株式会社神奈川新聞社