中日 流出危機のR・マルティネスらキューバ勢引き留めに奔走 加藤球団代表「全員残ってほしい」

中日 ライデル・マルティネス

中日が今季限りで契約の切れる守護神のライデル・マルティネス投手(24)、ジャリエル・ロドリゲス投手(24)、アリエル・マルティネス捕手(25)の契約延長を、キューバ政府関係者に申し入れていたことが17日、判明した。

加藤宏幸球団代表によると、東京五輪とパラリンピック期間中に来日していたキューバのスポーツ庁副大臣らと計2度に渡って会談。「ドラゴンズとしては3人とも全員残ってほしいと思っているということは伝えた」と明かした。

その中でキューバ側はフランク・アベル・アルバレス投手(22)らキューバの若手有望選手をリストアップ。加藤代表は「何人かのリストは見たが、まだ契約はしていない。投手も野手もいる。まだ始まったばかりで、何人受け入れるかは分からないが、ドランゴンズとしては受け入れる用意はあるという話をした」と説明する。

その上で「若い選手で将来性のある選手を日本で勉強させたいと言っている。基本的には育成からスタートになるのでは」とし「キューバ選手のポテンシャルが高いのは間違いない。ドラゴンズで育てて、ドラゴンズで活躍してくれたらそれがいいが、そうならなくても帰国してキューバのために野球をやってくれれば」と期待を込めた。

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