こんにちは。キャンプ系YouTuberのFUKUです。筆者がアンバサダーを務めている『ワークマン』の2021年秋の新作を一足先に速報レビュー。今回は防炎加工がされた「防炎キャンパーモック」と「パラフィン帆布」のギアボックスをご紹介します。どちらも衝撃価格ですごい性能なんです!!
注目の「ワークマン」2021年秋の新作は?!
今回は巷で盛り上がっているワークマンのキャンプ関連商品のご紹介です。
一つは「帆布製品」、もう一つは「新作の靴」になります。
パラフィン帆布の製品はキャンプ業界で人気があり、昨年出ていた「パラフィン帆布スモールトート」というSサイズが、ワークマンは価格が安いという強みがあるので結構人気だったようです。
そこで今年は「パラフィン帆布ミディアムトート」という一回り大きいMサイズが発売され、以前動画でもご紹介しましたがやはり皆さんの反応も良かったです。
▼「パラフィン帆布ミディアムトート」の紹介動画はこちら
▼「パラフィン帆布スモールトート」の紹介動画はこちら
そんなわけで先日ワークマンの本社に行ってきました。
開発担当の方に「見せたいものがある」と渡されたのがこちらです。
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もう次の作ったんかい!!!
昨年のSサイズ、今年のMサイズも含めて反響が良いので、もう新しい商品を作ってましたね。
さすがワークマン。
それでは「パラフィン帆布」からご紹介していきます。
2021年秋の新作その【1】「パラフィン帆布」by ワークマン
左が「パラフィン帆布スクエアトート」、右が「パラフィン帆布スクエアショルダー」です。
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てっきり新作はLサイズとかで来るかと思っていたら、まさかのギアコンテナみたいな感じできたんですよ。
一気に二段飛ばしみたいな商品を出してきました。
「パラフィン帆布スクエアトート」(発注コード69121) 9月下旬発売予定
「パラフィン頒布スクエアショルダー」(発注コード69122) 9月下旬発売予定
※2021年秋の新作ですので、現時点(2021年9月13日現在)ではまだ販売されていません。
▼ワークマン公式サイト
まず左の「パラフィン帆布 スクエアトート」から見ていきましょう。
「パラフィン帆布 スクエアトート」
ギアコンテナみたいな感じなので何を入れても良いんですが、一番多いパターンはペグとハンマーをいれるペグケースにピッタリな見た目とサイズ感じゃないでしょうか。
ファスナーが付いていて、持ち手にもマジックテープが付いていて留められるようになっています。
「パラフィン帆布 スクエアトート」
これがなんと、980円(税込)です。
実測サイズ:約33.5×13×14.5cm
素材としてはちょっと硬めのゴワゴワした生地で、いつものワークマンのパラフィン帆布と同じです。
以前発売された「ミディアムトート」では持ち手の紐が途中で終わっていましたが、今回は下までぐるっと持ち手の紐が来ているので、より頑丈な作りに見えます。
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ベージュもいいんだけど、こっちのネイビーもかっこいいよね。
なんかちょっとシックで筆者はネイビーが好きかな。
ネイビーのこちらはベージュとは違うバージョンなんですよ。
次は写真右の「パラフィン帆布 スクエアショルダー」を見ていきましょう。
「パラフィン帆布 スクエアショルダー」
こちらは2箇所をバックルで留めるタイプのようです。
持ち手のベルトを伸ばせば肩にも掛けられ、短くすれば持つこともできます。
「パラフィン帆布 スクエアショルダー」
こちらも、980円(税込)です。
実測サイズ:約33.5×13×14.5cm
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キャンプ業界で、良い意味でのワークマンのやらかしが始まっていくと思いますよ。
「パラフィン帆布」の中は?
中はファスナーポケットが2箇所付いています。
例えばベグケースとして使うなら、こちらはスノーピークの「ソリッドステーク30」は長さ30cmで、大型のテントなんかに使われるタイプですがピッタリサイズで収まりました。
ハンマーをペグと同じところに入れても良いですが、せっかくポケットがあるので入れてみます。
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ちょっと微妙だな。入ったけど、ファスナーを閉めてギリギリでした。
このスノーピークのハンマーだとサイズがそれなりにあるので、入れられないこともないけどギチギチ感があるのでペグと同じ場所に入れる方が楽かもしれません。
そうすると、張綱なんかをファスナー部分に入れておくとまとまりが良くなっていいですね。
上のポケットも各々で工夫して色々なものを入れてみてください。
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これは完全にペグケースとして使われるパターンが一番多いのではないでしょうか。
いやー、これが 980円(税込)か。
ネイビーの「パラフィン帆布スクエアショルダー」の方も、同じようにファスナーポケットが2箇所付いていますので、好きなように入れて配置することができます。
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ネイビーもいいよね。どっちもいいな。
肩に掛けられるタイプもいいですよね。
他社製品との比較
というわけで、これはすごいコスパだと思います。
ただすべての部分がぶっちぎっているわけではなくて、パラフィン帆布の質感としてはほどほどな部分があるんですよね。
帆布の厚み、見た目、質感、かっこよさなど、総合的にみた生地の良さみたいなものは人気のアソビトの「ツールボックス」なんかと比較すると、圧倒的にアソビトの方がいいと思います。
アソビトは本当に生地が分厚くて、いい製品の質感をしています。
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もしワークマンショップとアウトドアショップが近くにあって、触って比べる機会がある方は是非見比べてみていただいた方がいいと思います。
キャプテンスタッグも今年からパラフィン帆布製品に力を入れていて、アソビトと比較すると少し落ちる気もしますが、鹿番長もなかなか良い感じです。
アソビトやキャプテンスタッグのパラフィン帆布の生地を触って比較すると、正直ワークマンの方が若干のチープさは感じます。
ただこの大きさの製品で3〜4千円台の金額とワークマンの980円という価格差を考えた時に、やはりコストパフォーマンスで見ると、ワークマンの方が圧倒しているのではないかと思います。
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ワークマンのアンバサダーだからというわけではありませんが、素直にそう思いますね。
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もう少しお金を出してでもより質感の良いものが欲しいという方はアソビトの製品なんかを買えばいいし、お小遣いの予算が少なめなんだけどパラフィン帆布の渋かっこいい製品が欲しいという方はワークマンがかなりイケてるんじゃないかと思います。
以上、ワークマンの「パラフィン帆布」でした。
続いてはワークマンの最新作のキャンプ用シューズをご紹介します。
2021年秋の新作その【 2】「防炎キャンパーモック」
ワークマンの「防炎キャンパーモック」です。
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これかっこよくないですか?
今夏真っ只中ですが、この後秋冬のシーズンがやって参りますのでキャンプシーンに非常に合うデザインのモックタイプのシューズです。
実はこちら、見た目がいいだけじゃなく防炎加工がされているんです。
こんなにも化学繊維バリバリの質感をしているのに、火に強く焚き火の前でも安心して履いていただけるシューズになっています。
しかも秋冬に向けてあったか設計になっています。
お洒落なモックデザインで、もちろんワークマンのいつもの防水・防臭加工もされています。
かなり良さそうなのは伝わっていると思いますが、お値段いくらだと思いますか?
こちらの価格なんと、1,900円(税込)です。
「防炎キャンパーモック」(発注コード56374) こちらは現在発売中です。
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これまた「こんな安くて大丈夫か?ワークマン」ということなんですが、何万足も売れれば大丈夫なんでしょうね。
そういうビジネススタイルですから、数千足作るレベルの生産体制では実現できない機能と価格だと思います。
まずは外観からお伝えしていきたいと思います。
外観
外観はモックスタイルということで、柔らかくて履き心地が良くて脱ぎ履きもしやすい形状をしています。
テントの中を出入りするようなキャンプのスタイルには持ってこいだと思います。
長く履いているとソール部分が剥がれてくることがあると思いますが、この防炎キャンパーモックはソール部分もしっかり接着されています。
側面に「FieldCore」のロゴが控えめに入っています。
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これについては毎年のように賛否両論あるので何とも言えませんが、グレーでちょこっと入っているだけなので、昔に比べるとだいぶ控えめになってきていると思います。
ロゴが一切入っていない方がいいと言う声もあるので、年々「ロゴは控えめ」な傾向になってきているんでしょう。
こちらには「Fire Protection」と書いたタグが付いています。
NASAでも使われた断熱素材「エアロゲル」を使用
秋冬に向けて中綿が入っていてあったか素材でできているんですが、この綿がデュポン™️社のエコ素材Sorona®︎というものが含まれた中綿が使われています。
そして冷える足先周りには、NASAの宇宙服にも使われている断熱素材「エアロゲル」を採用していているそうです。
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NASAという言葉の説得力ってすごいですよね。
なんかよくわからないけどNASAだから凄いっていう話で終わらせちゃうといけないので、「エアロゲル」という素材をググって調べてみました。
本当にNASAの宇宙服の素材を、最近は衣料品に応用しているようです。
簡単に言うと薄くて断熱性が高いようで、二酸化ケイ素が骨格になっていて90%以上が空気から構成される物質のようです。
断熱性を確認するために、「厚さ2mmのエアロゲル素材で生肉を包んでその生肉をマイナス196度の液体窒素に20秒間浸す実験」をしたそうなんですが、中の生肉は凍らずに柔らかい状態を保っていたという情報がありました。
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この「防炎キャンパーモック」はNASAが宇宙服にも使用するほど断熱性の高い「エアロゲル」という素材を使用しているんですね。
これからやってくる寒い季節にも対応した作りになっていることはお伝えできたと思います。
しかし、それ故にやはり蒸れやすいと思うんです。
大丈夫です!このキャンパーモックの中敷には、抗菌防臭効果があるDEOPUT(デオプット)が使用されていて、臭いを軽減してくれます。
柔らかくてクッション性もなかなかあります。
撥水加工
続いてはワークマンのお決まりの機能、撥水加工です。
水をかけてみましょう。
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どうでしょうか。全然水がしみていません。
蒸れても臭くないし、雨なんかちょっとくらい当たっても大丈夫やぞと言うところまでわかりました。
「防炎加工」はいかほどか?!
それでは、この「防炎キャンパーモック」最大の特徴である防炎加工を検証していきたいと思います。
アッパーとソール部分共に「FIREPROTECTION(ファイヤープロテクション)」という防炎加工がされています。
アッパー部分はJISの規格に準じていて、燃えないというわけではありませんが燃え広がりにくい加工がされています。
ソール部分はISOの基準に準じた防炎ソールとなっています。
火を当てて焦げてしまうのも嫌ですが、「防炎キャンパーモック」の一番の売りである防炎加工がどれほどかということを知りたい方が多いと思いますので、実際に火を当てて実験してみたいと思います。
防炎実験
まずは防炎ではない普通の化学繊維に短時間火を当ててどうなるかみてみたいと思います。
この生地をよく見ておいてください。いきますよ!!!
はい!火を当てたのは1秒ほどでしょうか。
もう焦げて縮んでこのようになってしまいました。
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いや、「防炎キャンパーモック」の方も絶対焦げるやろ。
これだって生地の見た目そんなに変わらないよ。
次は「防炎キャンパーモック」の方をやっていきます。
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目立つところに跡がつくと嫌だな。
せめて目立たない内側にしておきましょうか。
ごめんね、やっちゃいます!!!
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え?え?
ちょっともう一回やってみます。
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1、2、3!
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え?
もう一回いくよ。
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1、2、3、4、5!
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え?まじで?これ、大丈夫なんだけど。
なんで焦げないの?
これが防炎加工だそうです。
一応ソール部分も火を当ててみます。
今かなり火が当たっていますよ。
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ソールもなんともないわ。まじか。
おそらくもう少しいけると思いますが、燃え広がらないっていうだけでこれ以上やると焦げ目は付くんですよ。
新品の質感を残しておくためにも、これ以上の実験は辞めておこうと思います。
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これだけの防炎性能であれば、焚火のめっちゃ近くであぐらをかいて座ってても大丈夫ですね。
なんだったら風で爆ぜてアッパー部分に炭や燃えカスがきてもパッパと払えば全然焦げてない状態になると思われます。
履き心地
最後は履き心地です。
実際に「防炎キャンパーモック」を履いてみようと思います。
筆者はこういうモックタイプのシューズはメレルの「ジャングルモック」が結構好きで、履き心地がいいので暑い時期以外はよく履いています。
普段メレルを履いている筆者からした「防炎キャンパーモック」の履き心地をお伝えできればと思います。
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あ、いいですね。
手を使わずにスッと履けました。
これはキャンプ場でサッと脱いでテントに入り、テントから出てまたすぐに履けます。
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このようにスリッパのようにできる機能はありませんが、足を乗せただけでスッと入る柔らかさがあります。
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履き心地はやはりモックタイプのシューズの特徴なのか、ふわっと包み込まれているようでいいですね。
クッション性もあって、暖かい感じはすごくわかります。
NASAの素材を感じるかと言われるとそこは良くわかりませんが、寒い時期になったら感じるのかもしれません。
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サイズ感ですが、今履いているのが3Lサイズで28cm相当なので27.5cmの筆者にとっては少し大きめです。
これだけ柔らかいと筆者でも2Lサイズが履けるかもしれません。
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見た目はどうでしょう。
今はハーフパンツを履いてしまっていますが、冬のアウトドアファッションで履くといい感じのデザインではないでしょうか。
『ワークマン 』2021年秋の新作はすごかった!
今回は、ワークマンの秋冬に向けた新製品の中から、「パラフィン帆布」2種類と「防炎キャンパーモック」をご紹介しました。
今年のワークマンはまだまだこんなもんじゃありませんので、いい意味で色々とやらかしていくと思いますのでこれから先の新製品情報もチェックしていただければと思います!
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皆様のキャンプ道具選びの何かの参考になれば幸いです。これからキャンプに行かれる方はお気をつけて行ってらっしゃい!
こちらの記事で紹介した内容は、動画でより詳しく見ることができます!ぜひチェックしてみてください!