レジェンド・藤波辰爾が太鼓判! 今井絵理子氏の長男・礼夢の「ストロングポイント」とは

ヨシタツ(左)を果敢に攻め込む今井礼夢(東スポWeb)

女性グループ「SPEED」元メンバーで自民党の今井絵理子参議院議員の長男、今井礼夢(16)がプロレス界のレジェンド、藤波辰爾(67)から将来性に太鼓判を押された。先天性難聴というハンディを抱えながら、昨年12月にデビュー。試合を見守ってきた〝炎の飛龍〟が指摘したストロングポイントとは――。

17日のHEAT―UP川崎大会で礼夢は、全日本プロレスのヨシタツと一騎打ちした。体重差約40キロ、経験値でも不利な状況にも、相手に思いの全てをぶつけるファイトを展開。最後はヨシタツ幻想(ファンタジー)で締め上げられ無念のギブアップとなったものの、見せ場はつくった。

ヨシタツからディーバ就任を要請されていた今井氏は会場に姿を見せることはなかったが、礼夢は「(今井氏には)負けてしまったんで悔しいということを伝えます」と悔しさをあらわにした。

しかしこの日メインのHEAT―UPユニバーサル&PWLワールド2冠王座戦で王者TAMURAに勝利し、1998年のIWGPヘビー級王座以来のシングル戴冠を果たした〝炎の飛龍〟藤波は今後に期待感しかないという。

「まだ数回しか見ていないが、率先して前に出るし、闘志もあり面白いレスラー」とたたえた上で「音のない世界でプロレスというのは想像もつかない不安があると思う。そこに中学を出て飛び込むのはガッツがある証拠」と指摘した。

さらに米WWEと日本プロレス殿堂会で殿堂入りを果たしているレジェンドは、礼夢がWWE行きを目標とすることにも触れ「(自身の)長いキャリアの中でもああいうレスラーはいなかった。そういう意味では未知のレスラーだよね。日米両国で活躍すれば、同じハンディを背負う人の希望になれる。彼は海外でも夢を与えられるレスラーになれると思う。頑張ってほしい」と熱いエールを送った。

持ち味のガッツで新たな扉を開くのか、ドラゴンも注目している。

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