「顔だけ先生」に実力派から期待の新人まで勢ぞろい! 八嶋智人、阿部華也子、櫻井海音が出演

フジテレビ系で10月9日にスタートのフジテレビ系連続ドラマ「顔だけ先生」(土曜午後11:40=東海テレビ制作)に、八嶋智人、阿部華也子、櫻井海音らの出演が発表された。

本作は、ルックスは抜群だが教師らしいことは一切しない非常勤講師・遠藤一誠(神尾楓珠)が、閉塞感漂う教育現場に風穴を開ける予測不可能な学園ドラマ。教師たちの負担を減らすために雇われた遠藤だったが、“好きなことに全集中”という自分の生き方を貫き、ほかの教師から見て役立たずなだけでなく、TPOをわきまえない発言や行動によってさまざまな問題の種をまき散らしていく。そんな遠藤に振り回される上司の学年主任・亀高千里役で貫地谷しほりが共演する。

物語の舞台となる私立菊玲学園高等学校の教頭・川相公二郎を演じる八嶋は「役柄が教頭先生だと聞いた時、『えっ、もうそういう感じなの、俺?』みたいなある種のショックがありましたね。自分も何か若いつもりでいるんですけど、やっぱりいつの間にかすっかりおじさんなんだなという…」と少々戸惑いながらも、「このドラマは『顔だけ先生』というタイトルですが、顔は関係ない人間性がすごく魅力的に見えてくる物語です。教育現場に遠藤先生という、顔がいいことは当たり前で気ままに生きてきた人が入ってきて、ほかの人間からすると気付かされることがたくさんある…。むしろ言いたいことは“顔だけじゃない”ということで、面白く作られているなと思います」と作品に込められているメッセージに触れる。そして「神尾さんは、目の奥が奇麗で吸い込まれそうな瞳をしていて、超越した妖精のような雰囲気が役柄にマッチしていると思います。
貫地谷さんは、以前ドラマで共演してからそのメンバー全員で仲がいいんです。お芝居では、こっちが何か仕掛けてもちゃんと乗っかってくれて、さらに向こうから仕掛けてくるので楽しいです」と2人の魅力について語っている。

イケメン好きな英語教師・小畑友理佳役を務める阿部は、「好きなお天気キャスターランキング」で2年連続1位を獲得し、本作でドラマデビューを果たす。「オファーをいただいた時は、初めてなので、私大丈夫なのかなという気持ちはすごくありましたが、本当にうれしかったです。『めざましテレビ』(同系)のメンバーには、実はまだ今回のドラマ出演をお知らせしていなくて…。たぶん、お話したら驚きつつも喜んでくださるのではないかと思いますね」と照れながら、「初めてのドラマに初めての教師役、すべてが初めてだらけなので、右も左も分からない状態ではありますが、私らしく頑張ります」と意気込んでいる。

さらに、父親の借金や母親の病気で大人にならざるを得なかった苦学生・市川大輔に扮する櫻井は「同世代の役者さんとの共演や学園ものは初めてだったので、出演が決まった時はまずとてもうれしかったです。台本を読んでから、世界観や少し不思議な話の中にいろんな希望やドラマがあって、それを引き出す芝居をすることがとても楽しみで、クランクインまで高揚感でずっとフワフワしていました」と期待に胸を膨らませていたようで、「僕が演じる市川大輔は、大人の階段を自分の意志とは無関係に登っていってしまい、どれだけ仲がいい友達にも悩みや弱音を吐かないとても強い人間です。大人にならざるを得ない状況は僕自身も多々ありますが、大輔のそれを吐き出さない強さ、男としてのカッコよさは自分には持ち合わせていない部分だと思います。撮影では、学生時代一度も制服を着たことがないので、制服が凄く新鮮でしたし、同じ教室に同世代の人がたくさんいると学生に戻れた気分で幸せでした。人間ってこんなにみんなバラバラで、いろんな価値観を持っているということが見えてくると、より楽しむことができると思います。精いっぱい、大輔の役とぶつかってきたので、ぜひ注目していただけるとうれしいです」とアピール。

そのほか、亀高の親友で恋愛対象が男性の音楽教師・早坂優一を三浦涼介、大輔のクラスメートで友達の坂本佑太を綱啓永が演じるほか、笠原秀幸、和田聰宏、宮本龍之介が脇を固める。

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