ビスケットブラザーズが「NHK上方漫才コンテスト」で優勝 ラストチャンスで決めた

「ビスケットブラザーズ」のきん(左)と原田泰雅(東スポWeb)

お笑いコンビ「ビスケットブラザーズ」(きん=30、原田泰雅=29)が、大阪市のNHKホールで行われた「第51回NHK上方漫才コンテスト」で優勝した。

意外にも本選初登場の2人は、本選1回戦で「レジを背負った召使い」のコント、ニッポンの社長との決勝戦では「おじさんがつくキャバクラ」のコントを披露し、参加資格が結成10年未満の同大会でラストチャンスをものにした。

ラストイヤーでの制覇に、きんは「今年はオーディションでも『落ちたら落ちたでしゃない』と開き直れた。8年目、9年目は焦りもありましたけど、ラストイヤーはおまけという感覚もあって、気負うことはなかった」。原田は「好きなことをやってみようと、振りかぶってやらせてもらった。2本とも楽しめた。どうにでもなれと体当たり的にやれた」と明かした。

昨年のytv漫才新人賞決定戦に続き2冠目の獲得となったが、原田が今後の目標について「コントで勝負して賞をいただいて、すごくありがたい。キングオブコント優勝したい」と話すと、きんは「賞レースではキングオブコントで優勝したいですし、NHKさんでぜひ冠番組を安心してお任せいただけるようになりたい」と、ちゃっかりアピールしていた。

当初、16日に放送予定だったが、石川県で起きた震度5の地震によるニュースのため休止になっていた。改めて23日に放送される。

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