IR誘致に伴う生活環境課題 住民とCAIJ「協議の場」設置へ 佐世保市

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 定例佐世保市議会は17日、一般質問を続行し、6人が登壇。ハウステンボスへの誘致を目指す、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を巡り、市は、IR整備に伴う交通渋滞などの生活環境の課題について、地元住民とIR事業者が直接話し合う「協議の場」を設置する方針を示した。
 古家勉議員(市民ク)に中島勝利企画部長が答えた。
 県は8月、IR誘致に成功した場合に施設の建設と運営を担う事業者を、オーストリア国有企業傘下の「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」(CAIJ)に決定。古家議員は「IRの開業前から(渋滞など)多くの課題が生じる。地元はCAIJと直接協議ができる場を望んでいる」と指摘した。
 中島部長は、昨年秋に官民でつくる「安全安心ネットワーク協議会準備会」が発足し、ギャンブル依存症や治安維持など懸念される事項の対策を協議していると説明。「準備会との整合を取りながら、(事業者と住民の)『協議の場』の設置に向けた準備を加速させたい」と答弁した。朝長則男市長は「十分な協議をしながら地域の合意形成を進めたい」と述べた。
 一般質問後、最終本会議を開き、2020年度一般会計決算などの継続審査を決め、閉会した。