大雨復旧など16億3500万円 長崎県が追加補正予算案

 長崎県議会の議会運営委員会は17日、8月の大雨被害に対する緊急対策費と新型コロナウイルス対策費として、約16億3500万円の本年度一般会計補正予算案を21日の本会議で追加上程することを申し合わせた。
 大雨で崖崩れが発生した雲仙市新湯地区の斜面復旧対策費として2500万円を計上。雲仙温泉街をはじめ、県内の観光業者を対象に雇用の確保や受け入れ環境整備などの支援費5億8600万円も盛り込んだ。
 コロナ関連は10億2400万円。まん延防止等重点措置や飲食店などへの営業時間短縮要請に伴い影響を受けた関連事業者に対し、売り上げ減少額に応じて1事業者当たり最大20万円を支給する。国の支援制度の対象事業者は除く。重点措置で終日の酒類提供自粛に応じた長崎、佐世保両市の飲食店などと取引のある酒類販売事業者は減少額に応じ、最大40万~120万円上乗せする(個人事業者は半額)。

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