道教の古刹、永楽宮の建築部材の魅力に迫る 山西省太原市

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道教の古刹、永楽宮の建築部材の魅力に迫る 山西省太原市

永楽宮三清殿の瑠璃製冠瓦に彫刻された2体の鳳凰。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

 【新華社太原9月18日】中国山西省太原市の山西博物院で、同省運城市にある道教寺院、永楽宮の文化財を展示する特別展が開催されている。元代の瑠璃製の冠瓦(かんむりがわら)、鴟吻(しふん、屋根に置く伝説上の動物)や藻井(そうせい、天井装飾)などの精巧で美しい建築部材を通じて、古風でシンプルな元代建築の魅力を間近に体感できる。

道教の古刹、永楽宮の建築部材の魅力に迫る 山西省太原市

永楽宮三清殿の瑠璃製冠瓦に彫刻された竜の図案。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

 特に目を引くのは高さ3メートルの瑠璃製の鴟吻で、元々は永楽宮三清殿の屋根の両端に据えられていたが、1960年代の移築工事で新しいものに交換したため保存されていた。巨大な竜が体をよじらせた形をしており、赤土の素地の上に孔雀青(ピーコックブルー)の釉薬が掛けられている。

道教の古刹、永楽宮の建築部材の魅力に迫る 山西省太原市

永楽宮三清殿の藻井の団竜(円状に描かれた竜)。藻井はドーム型の天井で最も高貴な建築に用いられる。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

 永楽宮は道教の三大祖庭(開祖ゆかりの寺院)の一つとして知られ、八仙の1人、呂洞賓(りょ・どうひん)を祭っている。道教の一派、全真教の宋徳方(そう・とくほう)大師の提唱で、潘徳冲(はん・とくちゅう)が1247年に建設を開始。111年の歳月をかけ1358年に完成した。山門は清代に再建されているが、竜虎殿と三清殿、純陽殿、重陽殿は元代当時の建築が残されている。(記者/王学濤)

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永楽宮三清殿の屋根に飾られていた瑠璃製の鴟吻。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

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永楽宮三清殿の屋根に飾られていた瑠璃製の鴟吻。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

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永楽宮三清殿の額枋(長押)に彫刻された花。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

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永楽宮三清殿の額枋(長押)に彫刻された竜と花。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

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永楽宮三清殿の再建工事の完了を記した銘文磚。「元の中統4(1263)年9月27日に三清殿の再建を終えた」と書かれている。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)

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永楽宮三清殿の手印磚。青磚(青れんが)の表面に職人が指で模様を描いている。(7月10日撮影、太原=新華社記者/王学濤)