アウトドアの道具は数あれど…自分の遊び方にぴったり合う道具を選ぶべきです【ふくいのそと遊び】

フィ-ルドに合った道具でアウトドアを遊びましょう
ライト類も吊した方がよいものや低いところに置いた方がよいものなど、いろいろあります

 皆さんが使っているアウトドアギア。使い心地はどうですか? 満足してますか? 今は、空前のアウトドアブームで、老舗のブランドから次世代のガレージブランドなど様々なブランドが存在し、店舗やインターネット、個人売買などで誰もが簡単に購入する事ができます。⇒【福井新聞youtubeチャンネル】吉川さんも出演した「福井新聞LIVEDAY」 皆さんはどのようにアウトドアで使う道具を選んでいるのでしょうか。ネットや雑誌、実際に出かけたフィールドで見かけて、「かっこいい」とか「便利そう」とか「みんなが持っている人気商品だから」とか、あまり深く吟味せずに購入を決めている人もいるのではないでしょうか? もちろん、モノを買う動機は自由です。見た目の良さも大事ですからビジュアル重視で選ぶのも間違いではありません。 でも買った道具をフィールドに持ち出して使ってみたら「あれ、自分の用途とはちょっと違うな」なんてことはありませんか。例えばクーラーボックス。真夏に泊まりのキャンプで使うのに、折りたたんで収納できるソフトクーラーバッグや軽さ、価格などで選ぶと夜にはすっかり飲み物があったまってしまうことも。例えば寝袋。秋や春先のキャンプは、昼は暖かくても夜には想像以上に冷え込むことも。そんな時に真夏用の寝袋しか持っていかなかったら、きっと寒くて眠るなんてできませんよ。 アウトドアブランドは、過酷な環境下で使用する人の事を丁寧に考えながら製品作りをしていますので当然、季節や環境によっても、使えるギアは変わってきます。 安易に考えて買ったものが自分の用途に合わなくて使えない製品と誤認されると、折角の良い製品なのに性能が発揮できないことになり非常に残念です。 道具は実際に使ってみて納得してから買うのが一番です。でもなかなかそんなことできませんよね。モノリスでは月1回「キャンプの日」と銘打ち、店で扱っている商品を使い1泊2日のキャンプが体験できるイベントを催しています(←ここ店の宣伝ですw)。 「キャンプの日」ではよくお客さんから相談されますが、意外に多いのがランタンなどのライト類。光り方の特性を誤れば光量の高いランタンもあまり意味をなさなくなってしまいます。上から吊った方がいいものもあれば、目線より低い位置に置くために作られたものもあり、特性を理解して生かせれば少ない数のライトでも十分な明かりを得ることできます。 なかなか購入前に体験できる機会は少ないとは思いますが、アウトドアの道具を買うときは、まず近くのショップに相談してみてください。モノリスに限らずアウトドア店では、皆さんがアウトドアで疑問に思う事や使用の応用法に答えてくれますので、特に初めてのジャンルの商品を買うときや使い方に不安を感じるときは、まずは相談を! アウトドアの道具は、使う人のアイデア次第で幾通りにも使える魅力もあります。道具の性能や特性を理解してから購入して、使いながら用途を模索するのも楽しみですしね!  ただ、僕らショップも全てを知っているわけではありませんので(取扱以外の商品は特に)、分からない事は一緒に勉強させてください(笑)(アウトドアセレクトショップ「MONOLITH/モノリス」=福井市中央1丁目 吉川雄一)

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