巨人・原監督が不安定な先発メルセデスに苦言「リズムが乗り切れないよね」

らしくなかったメルセデス(東スポWeb)

テンポの良さを欠いた。巨人の原辰徳監督(63)が、6―6の引き分けに終わった18日のヤクルト戦(東京ドーム)後、5回途中7安打5失点KOに終わった先発のC・C・メルセデス投手(28)に苦言を呈した。

この日は終始ヤクルト打線に流れを持っていかれた。初回、燕の切り込み隊長・塩見に初球から安打を放たれて出塁されると、その後の一死一、三塁のピンチで村上に打たれた内野ゴロの間に生還を許し、早々に先制点を献上。

3回にも先頭打者として塩見を迎えると、今度は三塁打を放たれ、山田が放った犠飛の間に再び1点を失う。続く4回には一死一、二塁から今度は痛恨の3ランを被弾…。5回のマウンドにも上がったが、先頭・村上に左前打を放たれたところで無念の降板を告げられた。

終わってみれば全5イニングで先頭打者の出塁を許すなど、試合を作れなかった左腕。この日は心機一転、正妻・大城から小林にマスクを移し、今季初の〝メルコバ〟バッテリーを組んだが、8月24日の広島戦(東京ドーム)以来4試合ぶりの勝利とはならなかった。

これには原監督も「やっぱり制球力でしょうね。あれだけ球数が多いというのはね、なかなかやっぱりリズムが乗り切れないよね。彼の特徴だもんね、リズムの良さは」とがっくり。普段は安定感が武器の投手なだけに、次戦までに冷静な投球を取り戻したいところだ。

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