未来に適応した経営モデルを当フォーラムに求めるべき理由

中国・青島--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 賢者は常に一歩先を行き、社会の発展を導こうとします。今回注目されたのは、東洋の海辺の都市、青島でした。

モノのインターネット(IoT)は、経済や社会のあり方をかつてないスピードと方法で変えています。従来の開発モデルは、次々と現れるユーザーのニーズに対応できません。古典的な経済理論に言う「人」の道具化が進んだことで貧富の差は拡大し、共通の繁栄を求める声がますます高まっています。しかし、技術や製品のイノベーションだけでは、その問題を解決することはできません。経営モデルのイノベーションこそが唯一の答えです。

多くの企業が経営の行き詰まりを打破しようと必死になる一方で、「人単合一」モデルを採用した企業は、将来への高い適応力を発揮しています。9月17日に青島で開催された第5回「人単合一モデル・リーディング・フォーラム」には、ノーベル経済学賞受賞者のエドマンド・フェルプス氏、マネジメント・ラボ(MLab)創設者のゲイリー・ハメル氏、量子経営理論の創始者であるダナー・ゾーハー氏、IMD教授のビル・フィッシャー氏、MLabマネジメント・ディレクターのミシェル・ザニーニ氏が出席しました。

この人々は、人単合一モデル(青島で考案された)が、なぜIoTの世界を解き放つ鍵となったのかを見出そうと意欲的でした。

エドマンド・フェルプス氏は、万人に共通の発展をもたらすためには、国や企業は「普通の人々」の可能性を引き出して広くイノベーションを起こさなければならないが、大規模な組織にはそのような必要とされるダイナミズムが欠けていることが多いと主張しました。個人の可能性を解放することのできる組織だけが、未来に居場所を維持できるのです。

人単合一モデルは、その条件を満たしました。それは、一人一人が自律した人間であることを重視します。それは、各人を命令の実行者から起業家パートナーへと変化させます。上司と部下を区別するのではなく、プラットフォームの所有者、零細企業の所有者、起業家という3種類の当事者だけが意識されます。この3種類の当事者は、主要な目標に向かって競い合い、その目標をめぐって集中(または分散)していきます。起業家精神を持っている人なら誰でも、ここで自己実現を図ることができます。

かつて張瑞敏最高経営責任者(CEO)は不良品の冷蔵庫を叩き壊し、同時に従業員の中にあった「自分にはできない」という考え方も退けました。そしてハイアールの製品は中国各地で販売されるようになりました。その後、張瑞敏は人単合一モデルを提唱し、階級を壊し、新しい企業経営モデルでIoT時代をリードする道を開きました。中国発の経営パラダイムである人単合一モデルは、2005年に初めて登場して以来、期待を上回り、経営革新に世界的な変革を起こしました。「人単合一モデル・フォーラム」を通じた16年間の反復と5年連続の改良を経て、ハイアールは成功を収めました。

どの国でも、どの国民でも、どの企業でも、人にはそれぞれが己の価値を発揮したいという普遍的な欲求があります。それこそが人単合一モデルの優れた価値提案であり、それは誰にでも適用でき、世界中で共有されます。

これまでに74カ国・地域で30万以上の組織が人単合一連合のメンバーとして登録しています。シリコンバレーをはじめ、世界各地に10カ所の人単合一センターが設立されています。いずれも現地の学者や起業家が開設したもので、この中国モデルから進むべき道を見つける期待がかかっています。

ハイアールグループの張瑞敏会長兼CEOは、中国企業が時代の機会を捉え、共にIoT時代のリーダーとなることを期待していると述べています。張瑞敏が提唱した人単合一モデルは、間違いなく私たちの最高のチャンスです。

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