『仮面ライダーリバイス』ヒロイン井本彩花「この役は私の人生の宝物」

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●「さくらって最強だ」

『仮面ライダーゼロワン』(2019年)『仮面ライダーセイバー』(2020年)に続いて、令和の時代に誕生する「仮面ライダー」3作目であり、第1作『仮面ライダー』(1971年)放送開始50周年を記念した最新作『仮面ライダーリバイス』が現在放送されている。本作では「悪魔と契約する仮面ライダー」……仮面ライダーリバイと仮面ライダーバイスといった2人の仮面ライダーが活躍する物語が繰り広げられる。

仮面ライダーリバイに変身するのは、下町で感じのいい銭湯「しあわせ湯」を営む五十嵐家の長男・一輝(演:前田拳太郎)。彼の身体には悪魔バイス(声:木村昴)が宿っており、一輝がリバイスドライバーにバイスタンプを押すことで、バイスもまた仮面ライダーバイスとなって実体化する。

今回のインタビューは、本作のヒロイン・五十嵐さくらを演じる井本彩花が登場。五十嵐家3兄妹の末っ子で長女のさくらは、思春期真っ只中の現役高校生。表面上はクールを装っているが、家族思いのやさしい性格である。心・技・体すべてにおいて優れており、実はふたりの兄よりも大きな可能性を秘めている。井本には、初の特撮テレビドラマ出演となった本作の印象や、共演する五十嵐家のチームワークのよさ、そして空手を駆使して敵に挑む勇ましさを見せる美少女・さくらの役作りについて尋ねてみた。

――以前から「仮面ライダー」シリーズはテレビでご覧になったことがありますか?

はい。子どものころからよく観ていました。6歳下の弟がいるので、テレビを観ながら変身ベルトの玩具でいっしょに遊んでいた思い出があります。自分が幼い時期からずっと続いているシリーズ、しかも仮面ライダー50周年記念作品のヒロイン役で出演できるなんて、ほんとうにうれしく、光栄に思っています。

――井本さんにとっての思い出の仮面ライダーは誰ですか。

竹内涼真さんが主演されていた『仮面ライダードライブ』(2014年)が好きでした。あと、弟が好きだった『仮面ライダーエグゼイド』(2016年)も、とても思い出深いです。私が芸能界デビューしてから1年後くらいに、エグゼイド=永夢を演じられていた飯島寛騎さんの舞台を観させていただいたことがあって、強く印象に残っています。

――今回演じられる、五十嵐さくらというキャラクターについて、どんな印象を持たれましたか。

最初は大学生という設定だったそうですが、年齢が下がって高校生になったと聞きました。企画書の役柄設定を読んでいちばんビックリしたのは、五十嵐3兄妹の中でもっとも身体能力に優れ、あらゆる才能に恵まれていると書かれていたことです。そのとき「さくらって最強だ」って思いました(笑)。空手が得意という設定なのですが、私はやったことがないので大丈夫かな……と思いましたけど、撮影に入る前に何度かアクション練習をやりまして、だんだん自信をつけてきています。

――さくらの役作りについては、どんなところに注意されていますか。

高校生の女の子らしく、ちょっと反抗期という設定なんですけど、柴崎監督からは「親に対して反発心を示すときでも、怖い感じにならないように意識して」と言われました。ただ怒っていたり、無表情だったりして、小さな子どもたちから「怖いお姉ちゃん」だと思われないように気を付けています。反抗期であってもホントは家族のことが好きなので、クールな部分と素直な部分の両方を取り入れて、メリハリをつけていきたいと思います。

――井本さんご自身がクールな見た目で、お話をするとすごく明るい感じになりますから、さくらのキャラにはピッタリだと思います。

そんな風に見えていたら、うれしいですね!

――さくらが着ている高校の制服の印象はいかがですか。

とても可愛いですよね。色が私の好みにドンピシャで、一目見て「着てみたい!」と思いました。実際に私が着ている高校の制服とは、ぜんぜん違います。こんなに明るい色は使っていませんから(笑)。

――井本さんがこれまで出演されたテレビドラマとは一味違う、仮面ライダーシリーズならではの撮影体験などはありましたか。

敵の怪人の攻撃などで「合成」カットが入るので、合成のための素材を撮影することが多いんです。そういうのが通常のドラマとは違う部分ですね。あとは、仮面ライダーですからやっぱりアクションシーンがたくさんあることです。私が演じるさくらは一輝お兄ちゃん、大二お兄ちゃんに負けないくらい、空手によるアクションをやってます。

●2人の兄との関係

――以前から身体を動かすことはお好きだったりしますか?

小学1年生から中学3年生までクラシックバレエを習っていましたから、体は柔らかいんです。足もきれいに上がります(笑)。でも、実際に怪人(ギフ・ジュニア)と戦うシーンを撮ったとき、柴崎貴行監督から「キレがないね」って指摘をいただきました。私自身、モニターを観てみて「キレがないな~」って思いました。キックしたとき、足は上がっているんですけど、上げたあとの動きがユルいというか、アクションしながら演技もするというのがまだ身体になじんでいないので、これから1年かけて、一人前にアクションがこなせるよう頑張りたいです。

――将来的には、アクションもいける女優さんを目指したいでしょうか。

演じる役柄の幅も広がりますから、それはもちろんです。『仮面ライダーリバイス』でのさくらは、大切な家族をを守りたいという思いで怪人と戦いますが、それは2人のお兄ちゃんの思いを受け継いでいることなんですね。

――仮面ライダーリバイに変身する長男・五十嵐一輝役の前田拳太郎さんは、普段はどんな方ですか。

本当にマジメな人ですね。空手を15年間ずっとやっていたので、姿勢がすごくいいんです。合間の時間に空手を教えてもらっているんですけれど、撮影を離れたところでもお兄ちゃんみたいだなって思います。4歳上なので、頼りがいのあるお兄ちゃんとして接しています。私には兄がいませんから、さくらを演じることによって「妹」の立場がわかってきた感じです(笑)。

――特務機関フェニックスの隊長を務める次男・五十嵐大二役の日向亘さんは、井本さんと同い年なんですね。

日向くんは、実際にお姉ちゃんが2人いるからか、すごく「末っ子感」「弟感」があるんですよね。先輩の後ろをついて歩いている、かわいい後輩っていう印象(笑)。私が普段からお姉ちゃんっぽい立ち位置でいるので、そう思うのかもしれませんけど……。大二とさくらでいるときは、お兄ちゃんらしいしっかりした面も見せてくれています。2人のお兄ちゃんとの関係性を築くためには、普段から自然に接するようにして、前田さんや日向くんのことをもっと知ることが必要だと考えています。いまは撮影が進み、3人の仲もどんどん深まってきました。これから、もっともっと深まっていけたらなと思います。

――3兄妹の両親、元太役の戸次さん、幸実役の映美くららさんの印象はどうでしょうか。

戸次さんはお話がとても面白くて、いつもすごいなって思ってます。一家そろってご飯を食べるシーンでは、私の演技について「もっとこういう風にしたら、面白くなるよ」とアドバイスをいただいて、それを実際にやってみたらほんとにすごく面白くなりました。ちょっとした動作なんですけれど、ガラッと雰囲気が変わったんです。もう、戸次さん頼りにしてます!っていつも思っています(笑)。映美さんとは待ち時間でご一緒する機会が多く、そのときにいろいろなお話をさせていただいています。とても優しくて、理想のママですね。五十嵐一家が食卓を囲みながら団らんしているシーンは、『リバイス』の注目ポイントですので、ぜひご覧くださいね!

――みなさんがご飯を食べるシーンがあると、出て来る料理は実際に食べてしまうのですか?

撮影中はドタバタしているので、ちゃんと食べられないこともありますけれど、カットがかかって撮影が終わると、みんなで食べたりします。出て来る料理が美味しいですからね(笑)。

――本作で活躍する仮面ライダーリバイ、仮面ライダーバイスに会ったときの感想を教えてください。

リバイは「黒」が使われてなくて、すごく色鮮やかな仮面ライダーという印象です。今までにない、新感覚のライダーですね。相棒のバイスもワルっぽくて、カッコいいと思いました。

――映画『スーパーヒーロー戦記』と同時上映の劇場版『仮面ライダーリバイス』では、さくらの入浴シーンがありました。舞台が銭湯なだけに、テレビシリーズでもお風呂に入るシーンがあったりしますか?

現在のところ、さくらの入浴シーンは映画だけかもしれません。これからどうなるかはわかりませんが、『リバイス』の日常を象徴する空間が「銭湯」であり、家族がいっしょにいるところです。家族愛を大切にして、観ている方たちの心に残るメッセージを秘めていると思いますので、そのメッセージを読み取っていただければうれしいです。

――好調なスタートをきった『仮面ライダーリバイス』。本作の見どころを、さくらの目線から一言お願いします。

第1話が放送されたことで、『仮面ライダーリバイス』のヒロインを演じるんだなという実感が、やっとわいてきました。この役は、私の人生において宝物になると確信しています。たくさんの人たちに『仮面ライダーリバイス』のことを知ってほしいですし、「家族を大切に思う気持ち」といったあたたかいメッセージを伝えられる作品になったらいいなと思っています。これから1年間、五十嵐さくらの“成長”を見守っていただければありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします!