エンゼルス地区優勝の可能性が完全消滅 大谷マルチ安打

【アスレチックス3-1エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

エンゼルスは2点ビハインドの9回裏に大谷翔平のヒットから二死満塁のチャンスを作ったものの、マックス・スタッシの打球が二塁ジョシュ・ハリソンに好捕されて試合終了。1対3でアスレチックスに敗れ、地区優勝の可能性が完全に消滅した。アスレチックス先発のジェームス・キャプリリアンは6回2安打無失点の好投で今季8勝目(5敗)をマーク。4番手アンドリュー・チェイフィンが今季5セーブ目を記録し、エンゼルス先発のホゼ・スアレスは今季8敗目(7勝)を喫した。

アスレチックスはスアレスの立ち上がりを攻め、初回にマット・オルソンの36号ソロ、チャド・ピンダーとマット・チャップマンの連続タイムリー二塁打で3点を先制。2回以降は追加点を奪えなかったものの、先発のキャプリリアンが6回2安打無失点という見事なピッチングを見せた。7回裏にチャレンジで併殺の判定が覆った直後、ホゼ・ロハスのタイムリーで1点を返されたが、3番手ユスメイロ・ペティートと4番手チェイフィンが2点のリードを守り、3対1で逃げ切り。4連勝でワイルドカード圏内とのゲーム差を2に縮めた。

大谷は「3番・DH」でスタメン出場し、4打数2安打のマルチ安打を記録。第1打席はライトフライ、第2打席は空振り三振に倒れたが、第3打席でレフト、第4打席でセンターへのヒットを放った。引っ張り方向の打球ばかりが目立っていたが、センターから左方向へのヒットが出始めたのは明るい材料と言えそうだ。今季の打率は.258、OPSは.954となっている。

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