長江デルタの20数社、半導体製造材料30トン超を「共同購入」

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長江デルタの20数社、半導体製造材料30トン超を「共同購入」

12日、到着した半導体集積回路(IC)製造材料を検査する上海税関の職員。(上海=新華社配信)

 【新華社上海9月19日】中国上海税関は17日、半導体集積回路(IC)製造材料30トン余りを積んだ貨物チャーター機がこのほど、上海浦東国際空港に到着したと発表した。

 到着したのは長江デルタ地域の企業20社余りが「共同購入」した感光性樹脂のフォトレジストや反射防止膜形成用塗布液などで、着陸からわずか11時間で消毒や通関手続き、検査などを終え、各企業の生産ラインに直接送られた。

 中国国内では近年、IC産業の急速な発展に伴い、フォトレジストなどの半導体用材料の需要が急増しているが、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大で、航空貨物による輸送が難しくなっていた。こうした状況を踏まえ、上海や周辺のハイテク企業20社余りの共同購入を支えようと、上海税関や上海市の経済情報化委員会、IC業協会、中国東方航空などが連携し、貨物チャーター機を手配した。

 韓国の半導体大手SKハイニックスの中国法人、SK海力士半導体(中国)の石海峰(せき・かいほう)サプライチェーン部部長は、今回の共同購入により中国IC産業の供給不足が緩和されただけでなく、世界のサプライチェーンの中断も防ぐことができたと話している。(記者/呉宇)