森下千里氏は総裁選 “高市早苗推し” 自民党ネット番組で対面「本物に出逢えた」

自民党から出馬予定の森下千里氏

元タレントの森下千里氏(40)が19日、自民党総裁選(29日投開票)で高市早苗前総務相(60)が出演した党のネット番組「総裁選CafeSta」で黄川田仁志衆院議員(50)と司会を務めた。

同番組は総裁選に立候補している各陣営の持ち回りで行われ、高市氏は18日に続き、番組を更新。森下氏は次期衆院選で宮城5区から立候補予定で、現在は支部長を務めている中、番組の進行役に抜擢された。

「初の女性総理になるであろう高市先生とお話できるので楽しみにしてきた」と緊張した面持ちで切り出した森下氏は、女性議員として苦労した話を質問すると、いきなり高市氏は「○○の愛人」と書かれた怪文書騒動を振り返った。

「一番嫌だったのは、30代で結婚も遅かった。結婚までの間は変な怪文書を書かれた。なんとか県会議員の愛人だとか、なんとか病院の理事長の愛人だとか。まいて得するのは相手(陣営)ですから、おおむね犯人はわかるが、逆風になった。母親が一番傷ついた」

盛り上がったのは仮面ライダーだ。漫画、アニメ、ゲームの振興を訴える高市氏は造詣も深く、森下氏が「仮面ライダー龍騎」(テレビ朝日系)に出演していたこともチェック済みだった。

番組最後に森下氏が「貴重な時間をいただき、ありがとうございます」と謝辞を述べた際も高市氏は「こちらこそ本物を見られて、すごくうれしいです。めっちゃ緊張しました」と返答。大先輩からの言葉に森下氏は恐縮しっぱなしだった。

番組後、森下氏はツイッターで「高市早苗候補の政治家としての説得力、具体性であり、きめ細やかさ。また、人としての温かみや深さを感じた45分。震災復興のお話を聞かせていただき、活をいれていただきました。まさに、『本物に出逢えた』です」と投稿していた。

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