【新日本】オカダが棚橋との『G1』初戦に勝利!「目が覚めましたよ、棚橋弘至と闘うことによって」<G1 CLIMAX31>

新日本プロレスは9月19日(日)、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で『G1 CLIMAX 31』第2戦を開催。

今大会ではBブロック公式戦、5試合が行われた。

メインの公式戦では現IWGP USヘビー級王者・棚橋弘至とオカダ・カズチカが対戦。

新日本プロレスの黄金カードと言える棚橋vsオカダ戦。

共に新日本プロレスを代表する両雄の激突は、序盤から互いの得意技を披露する熱く激しい戦いとなった。

棚橋の場外ハイフライフローから大技攻勢へ、対するオカダも一歩も引かずに徹底抗戦。

両者体力の限界近くになり、残り時間が1分を切ったところでオカダが猛チャージ。

カウンターのドロップキックから開脚式のツームストンパイルドライバーを決めた。

そして最後はレインメーカーで激闘に終止符を打った。

試合後、勝利を手にしたオカダはマイクを手に取り「大阪ー!棚橋戦、公式戦の中での一試合かもしれないけど、この大阪のお客さんや、俺にとってはすごい意味のある一試合だったと思います。そして、いままでのオカダ・カズチカじゃなくて、“レインメーカー”オカダ・カズチカが帰ってきたぜ!安心して。いま、なかなか元気じゃない世の中だけど、俺が、“レインメーカー”オカダ・カズチカが帰ってきたからには、新日本プロレス、すごい戦いを見せていくし、世界中、元気にしていきます!『G1』、昨日A、今日B、満足していただけましたか?こんなもんで満足してんじゃねえよ、コノヤロー!まだ始まったばかりなんだよ!まだまだ、プロレスの火か、『G1』の火か、わからないけど、灼熱の秋、灼熱のレインメーカー、見せていきますのでよろしくお願いします!今日はありがとうございました!というわけで、『G1 CLIMAX』にカネの雨が降るぞー!!」と叫び大会の幕は閉じた。

『G1 CLIMAX 31』
日時:2021年9月19日(日) 12:30開場 14:00開始
会場:大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
観衆:2,188人

▼第6試合 30分1本勝負
『G1 CLIMAX 31』Bブロック公式戦
棚橋 弘至 ×(1敗=0点)
vs
オカダ・カズチカ 〇(1勝=2点)
29分36秒 レインメーカー→片エビ固め

➡次ページ(試合後バックステージコメント)へ続く

<写真提供:新日本プロレス>

■試合後バックステージコメント

--久しぶりの棚橋選手との試合、リングでのマイクでもありましたけども、オカダ選手の中でもかなり特別なものを感じるところがあったんじゃないですか?

オカダ「そうですね。なんだろな……やっぱり、まあ、12年2月、6月と(大阪府立体育会館でシングルマッチを)やって、先に入場したっていうのは2月だけなんで、そしてまたこの同じ会場で……なんかグッときましたよ。正直、ほんとに。まあでも、グッときて、終わるだけでもしょうがないんで、ここでやっぱりなにかを、きっかけをつかまないといけないと思ってましてね。まあほんとにでも、目が覚めましたよ、棚橋弘至と闘うことによって」

--そしてリングの上でも、まさにこう、レインメーカーが帰ってきたんだというのもアピールされました。改めてこの意味、どういうところにあるのか教えてください。

オカダ「まあね、やっぱり僕も、こういう状況の中で、いろいろと迷ってる部分っていうのは、それがやっぱり試合にも、リング上にも出て来てると思いましたし、そんな迷ってる状態で勝てるほど棚橋弘至っていうのは甘くないんで。やっぱり(US)チャンピオンですし。もっと衰えてるかと思ったら、全然衰えてないッスよ。疲れないなと改めて思いましたし。やっぱりそういう、いろろと吹っ切れましたよ。まあほんとに、リング上でも言ったように、やぱっりプロレスラーが元気与えていかないと。こんな迷ってる人間が、“プロレス面白いでしょ”“みんなで元気なっていこう”“楽しくなりましょうよ”って言ってられないですから。そんな迷った男にはね、そんなこと言う資格はないし、ほんとに出せるものすべて出して、闘っていこかなと。そういう意味ではほんとに、棚橋弘至が初戦でしたし、まあ最高のスタートが切れたんじゃないかと思います」

--まさに大きな1勝を挙げてここからスタートしていくという『G1 CLIMAX』ですけど、オカダ選手自身、タイトルという意味ではちょっとしばらく遠のいているところもあります。もちろん圧倒的な存在感をこの日本で見せ続けてはいますけど、その『G1』というタイトルに向けての新たな決意、どんなものがあるか教えてください。

オカダ「そうですね、やっぱり、前回、2014年ですか、西武ドームで優勝して、この前はメットライフドームで、同じ会場で試合して、シングルマッチで負けてるって中で、やっぱり、タイトルを獲りたいなと、改めて思いましたし、ほんとに存在だけでやっていけるほど新日本プロレスのリングって甘くないと思うんで、やっぱり、強い人っていうのはやっぱり強くなきゃダメだし、強くある・イコール・チャンピオンにならないといけないと思うんで、しっかりチャンピオンとして、まあねIWGPはチャンスはないですけど、こうやって『G1』は今、みんな平等にチャンスがあるわけなんで、それをしっかり獲って、また進んで生きたいなと思います」

棚橋「(※重い足取りで壁伝いに引き揚げてきて、コメントスペースにたどり着くや崩れ落ち、フロアに突っ伏す。そのままで)悔しいなあ……悔しいなあ……。(※上半身を起こし、壁にもたれかかるように座り直して)もう、オカダに追いつくのは、難しいかな……。今、5勝7敗3分……。2つ負け越してるんでね。

(※集まっている報道陣の顔を一人ひとり確かめたあとで)でもね、止まってられないから。まだ、一つ目だから。こっから盛り返していけば、優勝が見える。絶対優勝して、リベンジする相手が多いな! 鷹木、そしてオカダ。

(※ここでリング上での“こんなとこで満足してんじゃねえよ、バカヤロー!”という叫びが聞こえてくると、ポツリと)そうだな。こんなので満足してちゃダメだな。オカダの言う通りだ。今できることを全力で。ただ、俺たち新日本プロレスには、もっと! 先があるだろ!(※ゆっくろ立ち上がって控室へ)」

<写真提供:新日本プロレス>

© 株式会社リアルクロス