宮崎市内海土砂崩れ 大量の雨で表層崩壊 高さ70メートル、幅100メートル 国交省調査

 台風14号による大雨で発生した宮崎市内海の大規模な土砂崩れについて、国土交通省の専門家チームは19日、現地調査し、大量の雨により地盤が緩み表層崩壊を起こしたと発表した。崩壊の規模は高さ約70メートル、幅約100メートルと判明。現場近くの雨量計では土砂崩れが発生した16日までの4日間で9月の県平均降水量の2倍以上となる計約760ミリを観測していた。土砂が流入して全面通行止めとなっている国道220号の復旧は、水を含んだ中腹の土砂を事前に取り除く必要があり、大きく遅れる可能性も出ている。

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