クリント・イーストウッド監督・主演「クライ・マッチョ」公開決定 40年越しの企画に「期は熟した」

クリント・イーストウッド監督・主演・製作の「クライ・マッチョ」が、2022年1月14日より劇場公開されることが決まった。

本作の企画が最初に持ち上がったのは40年前。原作を読んだ「ゴッドファーザー」などの映画製作者アルバート・S・ルディがイーストウッドに話を持ちかけたが、イーストウッドが主人公のマイク役を演じるには時期尚早だと判断し、企画は頓挫した。しかし2019年に「期は熟した」と考えたイーストウッドがルディに連絡をとり、脚本を再検討。ついに映画化が実現した。脚本を練り直したのは、「グラン・トリノ」「運び屋」も手がけたニック・シェンク。また編集はイーストウッド作品を手掛けてきたジョエル・コックスが担当し、イーストウッド組が集結した。

「クライ・マッチョ」は、かつて数々の賞を獲得して一世を風靡したロデオ界の元スター、マイク・ミロを描いた作品。栄光はいまや過去のこととなり、落馬事故をきっかけに家族も離散。競走馬の種付けで細々と一人で暮らしているマイクはある日、元雇用人からメキシコにいる元雇用人の息子ラフォの誘拐を依頼される。メキシコからテキサスへの危険で壮大な道のりには、予想外の困難と思いがけない出会いが待ち受けている。

公開された予告編は、かつてロデオスターだったが今は落ちぶれているマイクが、元雇用人から息子ラフォを誘拐するように頼まれ、メキシコへと向かうところから始まる。親の愛を知らない生意気な不良少年ラフォとの出会いや、困難な道中で少しずつ交流を深めていく様子が描かれていく。メキシコの壮大な景色が映し出される一方で、マイクの新たな出会いも捉えられている。また、「昔の俺はすごかった。だが今は違う」「男は皆マッチョに憧れる。強さを見せつけたくて」と少年に話す、マイクの言葉も収められている。

【作品情報】
クライ・マッチョ
2022年1月14日(金) 全国ロードショー
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