河野太郎氏の「羊の皮を...」 玉川徹、公開討論会「質問集中」を分析

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20日(2021年9月)の「モーニングショー」は、自民党総裁選挙に立候補した4人による公開討論会について伝えた。

司会の羽鳥慎一は「好きな人に指名して質問をするというシステムでしたが、河野(太郎)さんに質問が集中しました。ここでは河野さんのエネルギー政策について見ていきたいと思います。『原発の再稼働は当面容認』『いずれは原発ゼロ』『核燃料サイクル事業は見直す』ということです」とパネルで解説した。

原発めぐる議論

野田聖子氏から河野氏への質問は「河野さんが総理になったら速やかに原発がなくなるという印象を国民は持ったと思う。総理になったら速やかに実行するのか?」。河野氏は「私が言っている脱原発は耐用年数が来たものは速やかに廃炉にするというもの。緩やかに原子力から離脱していく」と回答。

高市早苗氏からの「『当面は再稼働』の当面とは、大体どのくらいの期間なのか?何をもって判断するのか?」との質問に対して河野氏は「日本の原発は耐用年数40年で、運転延長しても60年。耐用年数が来たものは廃炉にしていけば原子力は緩やかに減っていく」と答えた。

岸田文雄氏が「原発の再稼働を認める一方で、核燃料サイクルを止める。これは両立可能なのか?」と聞くと、河野氏は「原子力発電の最大の問題は核のごみの処理が決まっていないこと。再処理をしてプルトニウムが出てきても使い道がなかなかない」と返した。

羽鳥「河野さんへの質問が多くなりました」

政治ジャーナリストの田﨑史郎氏「河野さんが世論調査でトップを行っているというのは1~2週間前からはっきりしていて、『自分が這い上がるためには河野さんの勢いをとめなくてはいけない』ということで他の3人は一致している。だからどうしても質問が集中した。河野さんの主張の矛盾を浮き彫りにしようとしたんだと思う」

玉川徹(テレビ朝日コメンテーター)「やっぱり責められてましたね(笑)。河野さんは、本音はラジカルです。でも、これはあくまでも自民党内の選挙で、そういう姿勢が出てくるときっとまずい。羊の皮をどうやって剥ごうかと、ほかの3候補は質問攻めにした。河野さんは安全運転せざるを得なかった」

山口真由(信州大学特任教授)「私は今のところ、総裁選の議論には失望しています。原発も年金も大事な論点ですが、コロナ政策を聞きたい。この冬に向けての医療提供体制などきちんと話してもらって、その上で長期スパンの話をしてほしいです」

(ピノコ)