長崎市がSNS開設 就活情報を学生目線で発信

「ナガサキ就活キラリ」のイラストとSNSのQRコード

 長崎市はこのほど、就職活動に関する情報を大学生の目線に立って会員制交流サイト(SNS)で発信する就活支援アカウント「ナガサキ就活キラリ」を開設した。長崎大の学生と連携して就活に役立つノウハウなど学生が知りたい情報を積極的にアップし、若者の地元就職・定着につなげる。
 市の若年者雇用促進事業の一環。市産業雇用政策課によると、これまではユーチューブで市内の企業を紹介、ツイッターで合同企業説明会などのイベント告知をしてきた。新型コロナウイルス禍の中、就活の情報収集にSNSの利用が高まっていることを受け、インスタグラムに「就活キラリ」の公式アカウントを新設。ツイッターとユーチューブも同じアカウント名にリニューアルした。
 投稿内容をより学生のニーズに近づけようと、長崎大の学生でつくる就職支援NPO法人「Lensa」と連携。インスタでは「大学3年生の9月にやること」「自己分析もうやった?」など、就活スケジュールに合わせた取り組みのヒントやアドバイスをイラストで分かりやすく発信している。
 「Lensa」代表で同大経済学部4年の田中大地さん(22)によると、投稿には4年生の経験や就活を控えたメンバーの悩みなどが反映されている。「就活のノウハウと市内の企業情報のどちらにも触れられるSNS。学生に興味を持ってもらえると思う」と話した。

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