中上貴晶「チームのホームレースで10位。前進できてよかった」/MotoGP第14戦サンマリノGP決勝

 9月19日、2021年MotoGP第14戦サンマリノGP MotoGPクラスの決勝がイタリアのミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は10位でフィニッシュした。

 13番グリッドから決勝に臨んだ中上は、オープニングラップで11番手にポジションを上げた。2周目、3周目にはライバルたちとバトルを繰り広げながら一進一退の攻防が続く。17周目にミケーレ・ピロ(ドゥカティ・レノボ・チーム)をかわし10番手へ。

 後半には、追い上げを見せるブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)とピッロ、ヨハン・ザルコ(プラマック・レーシング)らと10番手争いを展開。そのとき5番手を走っていたアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が転倒リタイア。これにより中上たちのグループはひとつ順位が上がり9番手争いへ。最終的に中上は、ビンダーにかわされ10位フィニッシュとなったがチームのホームレースで白熱した戦いを演じた。

 ミサノでは、9月21日~22日にMotoGPオフィシャルテストが行われる。中上はこのテストでさらにマシン改善を進め、10月1日~3日の第15戦アメリカズGPに向けた準備を進めていく。

■LCRホンダ・イデミツ中上貴晶(決勝10位)
「13番グリッドからの厳しいレースでしたが、チームのホームレースでトップ10フィニッシュすることができました。決勝レースで前進することができてよかったです。今日の経験は、次のオースティンで一歩前進するのに役立つと思います」

「火曜日と水曜日にミサノで2日間のテストがあります。引き続きマシンのセットアップに取り組み、ペースとポテンシャルを改善していきたいです。今回の2日間のテストはとても重要です。ベースのセットアップを、もっと前進させたいと思っています。チームとミサノに来てくれたすべてのスポンサーに感謝したいです」

2021年MotoGP第14戦サンマリノGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第14戦サンマリノGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第14戦サンマリノGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)
2021年MotoGP第14戦サンマリノGP 中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)

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