21日(火)は「中秋の名月」。しかも8年ぶりに満月と同じ日になる。夜に晴れる中国地方以北の日本海側や東北は広い範囲で月見が楽しめそうだ。西~東日本の太平洋側は雲が広がり、雨が降る所がある見込み。
21日(火)「中秋の名月」中国地方以北の日本海側や東北で見られそう
21日(火)も東からの高気圧に覆われ、全国的に広く晴れ間が出るが、高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が西~東日本の太平洋側に流れ込む見込み。西~東日本の太平洋が側は、雲が広がりやすく、所々で雨が降り、夜は九州北部や紀伊半島は局地的に雷雨になるおそれがある。南西諸島も大気の状態が不安定で、雨や雷雨に注意。中国地方以北の日本海側や東北を中心に「中秋の名月」を見られるチャンスが高くなる見込み。空気が乾燥し、空が澄んでいるため、夜空に輝く満月を楽しめそうだ。
西~東日本の日本海側はフェーン現象で気温上昇 暑さに注意
21日(火)は、南風のフェーン現象の影響で、西~東日本の日本海側を中心に気温が上昇。予想最高気温は、松江で33℃、福岡・鳥取・福井で32℃、新潟で31℃と真夏日になる見込み。熱中症など体調管理のほか、火災にも注意したい。
22日(水)は寒冷前線の通過で全国的に雨 西日本~関東は今週も残暑続く
22日(水)は、寒冷前線が通過するため、全国的に雨が降る見込み。23日(秋分の日・木)は、西~東日本は晴れるが、北日本は上空の寒気の影響で雲が広がりやすく、雨が降る所がありそうだ。9月も下旬だが、今週も西日本~関東を中心に気温が高くなる見込み。特に西日本では、週末にかけて真夏日の所もあり、残暑が続くため、体調管理に引き続き注意したい。
(気象予報士・大隅智子)