【自民党総裁選】河野氏「出世払いの奨学金」提案 コロナで困窮する学生ら支援 党青年局・女性局主催の討論会

河野太郎氏(資料写真)

 自民党総裁選に立候補した河野太郎行政改革担当相(衆院神奈川15区)、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行は20日、党青年局・女性局主催の討論会に臨んだ。

 河野氏は全国の地方議員らの質問に答える形で、新型コロナウイルス禍により苦境に立つ若者、女性への支援策を独自の視点で提起した。

 生活に困窮する学生への支援に関して河野氏は、返済不要の奨学金を増やすことに加え、「自身の将来の所得に応じて返済額を決められる出世払いのような奨学金ができないか」などと提案。社会的に孤立した女性へのアプローチでは、政府が進めている行政のデジタル化で必要な情報を一層届けやすくなると主張。「女性が孤立や孤独に陥ることのないよう、政府の側からしっかりと手を差し伸べられる行政にしていきたい」と訴えた。

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