伊藤沙莉、「ミステリと言う勿れ」で菅田将暉と11年ぶりに共演。「さすがだなと思います」

伊藤沙莉が、2022年1月にフジテレビ系でスタートする連続ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」(月曜午後9:00、開始日未定)に出演。主演の菅田将暉と11年ぶりに共演することが分かった。

原作は、月刊フラワーズ(小学館刊)で16年に連載をスタートし、これまで既巻8巻を刊行している田村由美氏の同名漫画。累計発行部数は早くも800万部を突破しており、映像化の権利を巡っては一時出版社に問い合わせが殺到したという注目作だ。会話劇とミステリーを癒合した意欲作で、天然パーマがトレードマークのカレーをこよなく愛する主人公の大学生・久能整(菅田)が、淡々と自身の見解を述べるだけで事件の謎も人の心も解きほぐしていくさまを描く。

伊藤が演じるのは、整を事件捜査に巻き込む新人刑事・風呂光聖子。もともとは強い信念を持って警察官になった風呂光だが、男社会の警察組織の中でいつまで経っても刑事として独り立ちできず、心が折れそうな日々を送っていた。一時は退職を考えていたが、ある事件をきっかけに整と出会い、その鋭い洞察力と観察力に強い感銘を受ける。そして、これを機に警察官への自分の信念にあらためて気付き、刑事として成長していく。

伊藤が「月9」枠に出演するのは、11年1月クールの「大切なことはすべて君が教えてくれた」以来2回目。その際は、菅田と同じ学校の生徒役として共演を果たしており、11年の歳月を経ての再共演となる。

刑事役初挑戦の伊藤は「風呂光はやる気はあるんですけど、最初は少しウジウジしたり、一歩踏み出せないところがあって“ハッキリしろよ!”と思われる皆さんもいらっしゃるんじゃないかな? でも、1話での整との出会いから、どんどん明るくなりますし、やりがい、生きがいも次々に見つけていきます。あちこち必死に駆けずり回る風呂光はいじらしいというか、いい子だなと私は思うので、そんな姿を応援してください」とアピール。

また、菅田については「原作の絵として描かれている整もすてきなのですが、菅田さんが演じられることで“整という人間がそこにいる”というイメージになりますし、整に少し違う彩りがいい意味で加わっているので、さすがだなと思います」と称賛。

さらに「整の言葉は特に、ドラマをご覧になって救われる人やあらためて考えさせられる方がたくさんいらっしゃると思います。そんなセリフの一言一言を大切に聞いて、見ていただくと沁みる作品です。もちろん、すべての事件がハッピーエンドにはなりませんが、ものの捉え方を少し変えることで視野が広がったり、心が豊かになると思いますので、そういう面を感じながら作品に寄り添っていただけたらうれしいです」と作品の魅力を語っている。

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