路地裏の飲食店などを深掘り 新丸子のガイドブック配布

「新丸子 路地裏のお店 深掘りガイドブック」をPRする久門さん=川崎市中原区新丸子東の写真道場

 川崎市中原区の東急線新丸子駅周辺の商店主でつくる「新丸子路地裏連合」が26日まで開催しているイベントに合わせ、地域の魅力を伝える「新丸子 路地裏のお店 深掘りガイドブック」(A5サイズ、84ページ)を作製、各店舗で配布している。3千部作製し、地域にある飲食店や企業、寺社など33カ所を掲載している。

 地域の魅力を知り尽くす商店主が取材や撮影を担当。中心となったのは同連合代表で写真館「写真道場」を経営する久門易(くもんやすし)さん(60)。カメラ雑誌で長く取材経験があり、写真関連の著作もある。久門さんは「ガイドブックで新丸子を知れば、散策が楽しくなる。各店の個性や各スポットの魅力を知ってもらい、新丸子に足を運んでほしい」と活用を呼び掛ける。

 飲食店の掲載ページでは人気メニューや店主の顔写真を、企業のページでは事業内容などを分かりやすくまとめた。「丸子の渡し」や「多摩川スピードウェイ」など、新丸子周辺の歴史も写真を交えて掲載している。

 ガイドブックを配布する26日までのイベント「新丸子路地裏のお店つまみぐい」では、飲食店を巡ることで特製クリアファイルや地図パズルがもらえるスタンプラリーも行っている。スタンプラリーでパズルを手にした同区宮内の会社員(31)は「店の人との交流で新たな発見があった」と喜んでいた。

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