【注目ギアブランド】鉄製ソロキャンプ用焚き火台・フレイムス[flames]の「ファイヤースタンド」を徹底解剖!

歴史ある鉄加工会社から生まれたブランド[flames]。鉄のプロがノウハウを生かして作ったアイアン製の焚き火台「ファイアースタンド」をご紹介します!珍しいL字型の収納デザインや、ソロキャンプにぴったりなサイズ感など魅力がたっぷり。製作者に商品開発の裏話もインタビューしました!

ソロキャンプ向けアイアン焚き火台 [flames]フレイムス「ファイヤースタンド 」とは

筆者撮影

アイアン製アウトドアギアブランド[flames]がおくる焚き火台「ファイヤースタンド」。この焚き火台、クラウドファンディングサイトのMakuakeでたった1日で目標金額を達成した人気の商品なんです!

製作元は創業80年の鉄工所。鉄加工の技術と経験がギュッと詰まっています。

「なぜ、歴史ある鉄工所が焚き火台を作ったのか?」その答えは記事後半、製作者へのインタビューをチェケラ!

ということで、まずは焚き火台のスペックをご紹介していきます。

ファイヤースタンドのスペック

[flames]のファイヤースタンドは、鉄板3枚+バインダー兼ゴトクのシンプルな焚き火台です。

筆者撮影
組み立てたところ 筆者撮影

【スペック】

  • 使用サイズ:W370×D230×H210mm
  • 収納サイズ:W320×D160×H170mm
  • 重量:2.6kg

3枚のパーツは全て重ねてL字型に収納でき、ゴトクにもなるバインダーをはめ込み束ねておくことができます。

収納時は斬新なL字型に。その利便性は後ほど紹介! 筆者撮影

付属品のトートバックに入れて持ち運びが可能。

筆者撮影

2つのカラーバリエーション

[flames]ファイヤースタンドは「無垢」と「ブラック」の2タイプのカラーがあります。

「無垢」は鉄そのままの色。

つるっとした感触で、製造工程でついた傷がそのまま残っており、より無骨で男らしい印象です。

「ブラック」は鉄を酸化被膜で覆い、黒染め加工を施したもの。

塗装ではないので無垢同様“鉄そのまま感”が残っています。

無垢よりサビに強く、ザラザラとした手触り。

[flames]フレイムスのソロキャンプ向け焚き火台「ファイヤースタンド ブラック」レビュー

筆者撮影

鉄製でL字型。

焚き火台としては珍しいデザインの[flames]ファイヤースタンドを、筆者が実際に使用してレビューします!

L字型デザインが斬新! シンプルで機能的

まず特徴的なのが「Lコンセプト」と名付けられた、L字型の収納デザイン。

3つのパーツをスッ...と重ね合わせる収納はちょっとクセになる楽しさがあります。

でもなぜ“L”なのか?

それは、スキマ収納が可能だから!

筆者撮影

例えば車に荷物を積んだ後、スキマにスッと差し込むことができるのです。

[ flames ]提供画像こんな風にコンテナの間に挟むのも◎

「スキマ収納ならフラットな板状でも良いのでは?」とお考えの方、筆者もそう思っていました。

でも板状だと、スッと入るけれど、どこにしまったのかわからなくなりませんか!?

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コンパクトな焚き火台ほど、荷物の下や奥に入り込んでしまって、見失いがちだったりするよね!

Lコンセプトをベースに作られた「ファイヤースタンド」は、全体的に直線的でシンプルなため、炎が際立ち焚き火がより美しく見えるのもポイント。

筆者撮影

さらに、火床がV字型になっているので、灰が底に溜まり、後片付けも簡単でした♪

ソロキャンプにぴったりなサイズ感

筆者撮影

サイズ感はソロ〜2人での使用にちょうど良いコンパクトさ。

筆者が使用した「ブラック」はマットな質感で重厚感と高級感を感じました。

一般的な市販の薪はそのままだとはみ出てしまうので、公式では20~25cmくらいに切って使用することを推奨しています。

筆者撮影

筆者はズボラなので、長い薪をそのまま入れてみました。

…そのままでもいけました!

はみ出た部分が危ないので注意しながらの焚き火になりますが...それもまた楽しい。

芝生や草地のキャンプ場では焚き火シートの使用必須です。

薪のくべかたは、空気の通り道を作ることがポイント。

購入時に付いてくる説明書内には、空気の通り道の上手な作り方など、焚き火を楽しむための詳しい方法が写真付きで記載されています。

筆者撮影

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焚き火台の扱い方から上手な火の起こし方まで載っている、丁寧な説明書。初心者にとってはすごく嬉しい心遣い!

専用ゴトクで調理も可能!

筆者撮影

収納時は固定用バインダーとして使えるこの2本の鉄の棒は、焚き火台の上に乗せてゴトクとしても使用できる優れもの。

筆者撮影

幅を調節できるので、様々なサイズの鍋に対応できるところが良いですね!

ただし、火を燃やしている最中は当然ですがゴトクも焚き火台もめちゃくちゃ熱い!

調理をする場合はあらかじめゴトクをセットしておくと安心です。

火傷防止のために焚き火用グローブも使用するとさらに安心ですね。

[flames]フレイムスってどんなブランド? 老舗鉄鋼メーカーが手がけるキャンプ用品の魅力

筆者撮影

[flames]は、名古屋にある昭和10年創業の鉄加工会社が2018年に立ち上げたブランド。

なぜ歴史ある鉄工所が焚き火台を作ったのか?

知ると「ファイヤースタンド」がもっと欲しくなる!ブランド担当者に話を伺いました。

80年の歴史をもつ鉄加工会社がアウトドアギアを製造する理由

[flames]は、鉄加工会社「ナガサキ工業」が手がけるアウトドアブランドです。

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なぜアウトドアギアを作ろうと思ったのですか?

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会社のもつ技術を生かして、鉄の魅力を発信できる生活に密着したモノを作りたいと思ったのがきっかけです。

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おぉ〜!では、ファイヤースタンドにも鉄鋼メーカーとして培った技術が活かされているのですか?

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はい、熱が鉄に与える影響を熟知しているので、どう加工すれば歪まないかなど、ノウハウが焚き火台の設計に活かされています。

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焚き火の熱で、使用していくうちに焚き火台が歪むことは多いですものね。flamesの焚き火台ならあまり歪むことなく使い続けられそう!

実際、[flames]のファイヤースタンドは、脚パーツと本体が互いに押し合う構造になっており、熱により大きく変形するのを防ぐ設計になっています。

筆者撮影

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ちなみにブランド名は工場内で使う火や溶接の火花、そして職人の目に宿る炎などから連想して[flames]となりました。

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何だか根本にある“職人魂”そして“鉄に対する愛”を強く感じます!カッコイイ!

キャンプ好き担当者×老舗メーカーのノウハウで生まれた焚き火台

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ファイヤースタンドが誕生したきっかけは何ですか?

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私がアウトドアと料理が好きなので、「自分が満足できるものを作ってみよう」と思ったのがきっかけでした。

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ご自身がキャンパーだからこそできた“L字の設計と無駄のないシンプルなデザイン”なんですね!

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そこから図面を引きはじめると、いつの間にか「自分だけのため」から「ソロキャンパー向けの焚き火台」に変化していき、flamesの焚き火台が出来上がりました。

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ブラックと無垢、どちらも魅力的で選ぶのに迷ってしまいます!選び方のヒントってありますか?

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両方とも使い込むたびに質感は変化しますが、無垢は脚部分以外かなりドラマチックに変化していきます。ブラックはキャンプサイトをモノトーンや黒で統一している人におすすめです。

[ flames ]提供:ブラック
[ flames ]提供:無垢

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なるほど!サイトに統一感を出したい人はブラック、ギアを育てたい人には色と質感が大きく変化する無垢が良いのですね〜!

アイアン製品の魅力と長く楽しむためのお手入れ方法

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ステンレス製品が多くある中で、鉄製の焚き火台と長く付き合う方法を教えてください!

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錆も含めて変化していくところが魅力です。長く付き合っていくためのお手入れ方法を伝授します!

【アイアン製品のお手入れ方法】

  • 原則洗わない、水洗い厳禁
  • 油汚れは灰をまぶしてからぼろ布等でふき取る
  • もし濡れた場合はしっかりと乾かしてから保管する
  • 徹底する場合は乾燥を確認した後、薄く油を塗って保管する
  • 錆がでたら灰をまぶしてぼろ布で強くこすり、浮いた錆を落とす
  • こまめに火入れをする

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焚き火台なら基本濡らさないし、ちょっとの錆も気にならない。初めてのアイアンギアにも良いかも!

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使い込んで手に馴染むまで愛用して欲しいですね。

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ちなみに、今後新製品の予定とかって…?

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新商品開発予定です!お楽しみに!

ソロキャンプ向け焚き火台・フレイムスの「ファイヤースタンド」を長く愛用して自分好みに育てよう!

アイアン製で頑丈な[flames]の焚き火台。

シンプルで無駄のない作りと、他にはないLコンセプトのデザインが魅力的。

車移動のソロキャンパーや、長く愛用できるギアを求めている人に特におすすめです!

筆者は開発予定の新商品も気になります...。

“鉄のプロ”が産み出す[flames]のアウトドアギア、今後も要チェックです!

フレイムス公式サイト

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