アメリカ、渡航制限を11月に緩和 ワクチン接種義務付け

アメリカ政府は、渡航制限を11月初旬から緩和し、日本を含む海外からの渡航者に対し、新型コロナウイルスのワクチン接種を義務付ける。

イギリスやアイルランド、すべてのシェンゲン協定加盟国、ブラジル、南アフリカ、インド、中国などの33か国・地域に過去14日以内に滞在した人のアメリカへの入国を認めない、212f規制を緩和するもの。対象となるワクチンや開始日などの詳細は明らかになっていない。

国際航空運送協会(IATA)のウィリー・ウォルシュ事務局長は、「本日の発表は、大きな前進です。ワクチンを接種した人の米国への入国が認められたことで、過去18か月間、アメリカへの渡航を制限されていた多くの人のアメリカへの渡航が可能になります。これは、別居による心痛と孤独に苦しんできた家族や愛する人たちにとって素晴らしいニュースです。また、世界の観光業に依存しているアメリカの何百万もの人々の生活にも良い影響を与えます。今回の発表は、アメリカの観光産業のあり方を大きく変えるものです」との声明を発表した。

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