〈直江津全力取材〉レールパークで縁日イベント トキ鉄 「敬老の日」ちなみ3世代満喫

 えちごトキめき鉄道は19日、上越市東町の同社直江津運転センターに隣接する直江津D51(デゴイチ)レールパークで「デゴイチ縁日」を開いた。秋晴れの下、家族連れらが思い思いに鉄道のテーマパークを楽しんだ。

 イベントは敬老の日にちなんだ企画。祖父母世代に、かつて活躍した蒸気機関車(SL)や昭和の車両を懐かしんでもらいたいと、65歳以上の人を入場無料にした。

 来場者はSL「D51―827」の乗車体験を楽しんだり、転車台旋回実演や車庫入れの様子などを興味深く眺め、運転士に手を振ったり、撮影したりしていた。

SLの車庫入れを見守る

 パークには縁日でおなじみの水ヨーヨー釣りやスーパーボールすくい、ラムネなどのコーナーが用意され、子どもたちがお祭りの雰囲気を満喫した。また扇形車庫内では鉄道部品の販売会が行われた他、旧国鉄時代の急行色電車を再現した413系車両の見学やヘッドマークの撮影などを楽しんだ。

大人世代の関心を集めた鉄道部品販売会

 夫、息子の妻、孫2人と共に初めて訪れた同市春日新田1の荻原幸子さん(75)は「SLが転車台で旋回する様子が興味深かった。『鉄道のまち直江津』ならではの楽しい施設」と満足そうに話した。

敬老の日にちなみ、65歳以上の人は入場無料に。SLと記念撮影する来場者

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