【秋場所】正代が突き攻勢の大栄翔をさばいて7勝目「よく体が反応した」

はたき込みで大栄翔を下した正代

大相撲秋場所10日目(21日、東京・両国国技館)、大関正代(29=時津風)が幕内大栄翔(追手風)を下し7勝目(3敗)を挙げた。

前日9日目に新横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)に初黒星をつけた大栄翔の強気な突きの攻勢に手を焼きながらも、さばきながら回り込み、はたき込んで勝利した。

取組後は「馬力、立ち合いの圧力が強いと思っていたので、負けないように踏み込んでぶつけにいった。結局さばくような形になってしまったがよく体が反応した」。金星奪取で勢いづいた相手に番付の違いを見せつけた。

すでに3敗を喫しているが連敗がないのは好材料。「今のところ体調的にも前半と変わらないので千秋楽まで維持できたら。連勝していると勢いがついてくる。早い段階で勝ち越して気持ちを楽にしたい」とひとまず勝ち越しに照準を合わせつつも、終盤戦で逆転Vの望みも捨てていない。

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