日本の社会人と現役メジャーが対戦? レイズ大砲が来秋アジア大会への出場を熱望

レイズのチェ・ジマン【写真:Getty Images】

チェ・ジマンとレイズの契約に国際大会出場を可能にする条項?

レイズのチェ・ジマン内野手が、2022年9月に中国・杭州で行われるアジア大会への出場を熱望した。韓国メディア「MHNスポーツ」のインタビューに答えたもので、レイズとの契約にも、国際大会出場に関する条件を入れるつもりだという。日本はこの大会に社会人代表で参加予定。現役メジャーリーガーとの対戦があるのだろうか。

「今年は必ずチャンピオンリング、来年はアジア大会で太極マークを背負いたい」と題した記事によると、チェ・ジマンは来年9月のアジア大会について今シーズン前に「チームと契約するたびに、国際大会に進出するための条項を入れている」と明らかにしている。

大リーグ事務局は、40人ロースターに含まれる選手の国際大会出場を不可としているものの、チェ・ジマン本人は代表入りを熱望しているといい「韓国を代表して、東京五輪に合流できなかったことはとても残念。来年の杭州アジア大会に参加するために、契約条項をもう一度検討するなど、最善を尽くして準備する」と話している。

2010年の広州(中国)でのアジア大会には、その年インディアンスに在籍していたチュ・シンス(秋信守)外野手が出場し、金メダルに貢献したことがある。日本は社会人と大学生で構成された代表で、美馬学投手(当時東京ガス、現ロッテ)や榎田大樹投手(当時東京ガス、現西武)らが名を連ねたものの、韓国との対戦はなかった。

チェジマンの現在の目標はレイズで世界一に輝くことだ。今季は3度の負傷者リスト(IL)入りしているものの、73試合に出場し打率.241、10本塁打(日本時間21日現在)。記事では「今年は負傷とスランプが重なり、多くの試合に出られていない。残りの試合でペースを引き上げて、必ずチャンピオンリングをつかみたい」と決意表明している。現在レイズはア・リーグ東地区首位を独走中。2つの夢を叶えることはできるだろうか。(Full-Count編集部)

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