マツタケ、1週間早く初入荷 京都府内産、秋の香り運ぶ

今季初めて入荷された京都府内産のマツタケ(21日午後4時32分、京都市中京区・とり市老鋪)

 京都府内で収穫されたマツタケが21日、京都市内の専門店に今季初めて並んだ。夏の長雨のせいか、入荷は例年より1週間早いといい、買い物客に秋の訪れを感じさせていた。

 旬の特産品を扱う中京区の「とり市老舗」に、右京区京北地域でこの日朝に採れたばかりの8本が届いた。大きさは約6~13センチ、計300グラムで、3万5千円の値を付けた。夕方にはかごに盛られて店頭に並んだ。

 取締役の奥野龍さん(32)によると、気温の低下とともに入荷量が増える見通し。「新型コロナウイルスの影響で外出しづらい日々が続くが、おうち料理でマツタケ本来の味と香りを楽しんでほしい」と話した。

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