東京五輪「金」卓球・水谷の〝叫んでもズレない〟サングラスが21日から一般販売

サングラスをつけて試合する水谷隼(東スポWeb)

東京五輪の卓球混合ダブルス金メダルの水谷隼(32=木下グループ)と言えば、レンズの下部からツルが出る〝逆さサングラス〟が有名だ。重心が低いため、上下運動にも強く「叫んでもズレない」と話題となった。この逸品が数量限定で一般販売される。

SWANS「イーノックスニューロン20」は屋内用レンズ「ウルトラライトアイスブルー」を搭載。製造・販売する山本光学株式会社によると「視界全体のコントラストを高めて白いものを見えやすくする効果がある」といい、アリーナなどで強い照明を使用したショーアップイベントで効果を発揮するようだ。

さらにフィット感も抜群。もともとは陸上長距離競技用に開発され、第1号は2004年アテネ五輪金メダルの野口みずき氏。大きなストライドで跳びはねるフォームが特徴の彼女は「ズレないサングラス」を追い求め、同製品が誕生した。卓球は激しい上下の動きが連続する上に、ポイント獲得時に選手が叫ぶため、この〝ズレないサングラス〟は最適。野口氏が生み出したスーパーアイテムは水谷へ受け継がれた。

今回の活躍によって、同社には同商品の一般販売を望む声が殺到。これを受けて9月21日~10月10日、生産可能な20本限定の発売が決定した。アスリートを「金」へ導いたサングラスを着用すれば、幸運が訪れるに違いない。

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