本田博太郎、17年ぶり「相棒」に朱雀武比古役で登場。「忘れずにいてくれたとは光栄だ」

テレビ朝日系連続ドラマ「相棒 season20」(水曜午後9:00)が、初回拡大スペシャルで10月13日からスタートすることが決定。「相棒」ファンにとって忘れられないキャラクターである、本田博太郎演じる元内閣官房長官・朱雀武比古が登場することも分かった。

2000年に「土曜ワイド劇場」の1作として誕生して以来、数々の“伝説”を打ち立て、国民的ドラマとしての地位を揺るぎないものにした「相棒」。ドラマ誕生から20周年を迎えた節目の前作・season19も、骨太なドラマを次々と提示し、日本中を驚かせた。新シーズンでも長年シリーズを彩ってきた名キャラクターたちは健在。season14以来、7シーズン目に突入する水谷豊と反町隆史が演じる杉下右京&冠城亘のコンビが、これまでの歴史を胸に“新たな扉”を開く。

初回拡大スペシャル「復活」は、season19の第1・2話の前・後編「プレゼンス」、そして第19話・最終話「暗殺者への招待」と全4話に連なって描かれた事件が、再び動きだすストーリー。一連の黒幕である内閣官房長官・鶴田翁助(相島一之)が、またしても特命係の杉下と冠城の前に現れ、冠城が逮捕されてしまうという波乱の展開が待ち受ける。

朱雀はシリーズの中でも名作として名高いエピソード「双頭の悪魔」(season3・第1~3話)で、特命係に追い詰められ失脚した人物。政界の要職にありながら殺人に手を染めた朱雀は、懲役18年の判決を下され、2006年に服役。ところが6年もの刑期を残し、3年前に仮出所していた。

また、朱雀は、鶴田が長年秘書として仕えていた人物でもあり、鶴田は朱雀に薫陶を受けたと語ってはばからず、官房長官室には朱雀がしたためた書が飾ってあるほど。早すぎる仮出所の背後には、鶴田が関わっているのではないかとにらんだ特命係は、真実に迫るため直接、朱雀に迫る。

本田がシリーズに戻ってくるのは、実に17年ぶり。久々の出演について本田は、初回スペシャルで朱雀が右京に語る「忘れずにいてくれたとは光栄だ」というセリフそのままの心境であると明かし、さらに「今回の初回拡大スペシャル『復活』のシナリオには面白い、大人の風が吹いていました」と俳優として興味をそそられる一作となった様子。

また、「朱雀を久々に演じるにあたって心がけたのは“楽しく、切なく…人間臭く”。水谷豊さん、反町隆史さんとは猛暑の中、心地良いキャッチボールができました。朱雀の弾んでいる、そして“切ない心”を目撃してください」と役に込めた思いを語っている。

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