高知東生が“親ガチャ論争”でメディアに苦言「貧乏親vs金持ち親ではない」

高知東生(東スポWeb)

タレントの高知東生(56)が22日、ツイッターで「親ガチャ論争」に言及した。

親ガチャはスマホゲームにある「ガチャ」を文字って「子どもは親や環境を選べない。どういう環境に生まれるかは運任せ」という意味の造語。貧困増大などの理由で若者の間で流行している。

自ら複雑な家庭環境で育った高知は「『親ガチャ』って賛否両論あるみたいだけど、俺は言葉ができたことで、共感や救いが生まれたって思うんだよな」と肯定的に捉えているという。

その上で「拒否感を感じる人は自分の想像外の過酷な家庭環境があるって思いやって欲しいな。あとメディアに気をつけて欲しいんだけど親ガチャは貧乏親vs金持ち親みたいな単純な話しじゃないんです」と私見を述べた。

続けて「『親孝行』『どんな親でも子供を愛している』『子供は親を選んで産まれてきた』『親を大事にしろ』実は当たり前に使われてきたこんな言葉にひそかに傷ついてきた人がいる。俺も皆が当たり前に手に入るものが、手に入らなかった。だからせめて『親ガチャ』くらい許してくれという気持ちがある」とつづった。

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