【ボクシング】アルバレスが記者会見で乱闘騒ぎ 対戦相手のプラントは右目下から流血

サウル・アルバレス(ロイター=USA-TODAY)

ボクシングのWBAスーパー&WBC&WBO世界スーパーミドル級統一王者「カネロ」ことサウル・アルバレス(31=メキシコ)が乱闘騒ぎを引き起こした。

11月6日(日本時間7日)に米ラスベガスでIBF世界同級王者のケイレブ・プラント(米国)との4団体統一戦に臨むアルバレスは、試合に先駆けて21日(同22日)に米ロサンゼルスで行われた記者会見に出席。そして事件は、両者が対峙するフェースオフのタイミングで起きた。

貫禄十分でにらみを利かせるアルバレスは、つけていたサングラスを外しプラントと何やら言い合いに。その言葉の交錯が徐々に熱を帯び不穏な空気が漂い始める中、突如アルバレスがプラントを両手で突き飛ばしたのだ。これに対し、プラントが左フックを繰り出すと、これをよけたアルバレスがビンタで応戦。関係者が一斉に割って入るなど場内が騒然とする中、着用していたサングラスが吹っ飛ばされたプラントの右目下あたりから流血が見られた。

米スポーツ専門局「ESPN」によると、アルバレスは「彼はひどいことを言った。私には何を言ってもいい。でも母には言うな。母はここにいないだろ」と母親を侮辱されての行為と明かしたという。

また同メディアはアルバレスが「彼の言葉や態度はその人間性を表している。非常に自信のない人間だ。彼はすでに負けているんだ」とコメントしたと報道。無礼な相手にリングで制裁を加えるつもりだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社